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第8次中川町総合計画策定に向けて作業が進んでいます

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北海道中川町

中川町では、第7次中川町総合計画(以下総合計画)と第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下総合戦略)が令和6年度で計画期間を終えるため、第8次中川町総合計画(以下、「総合計画」という。)の策定が始まっています。
今回の総合計画で重視している点として、より多くの町民のみなさまの意見を聴く機会を設け、そのうえでみなさまの声を総合計画に反映し、令和7年度からの5年間で、事務・事業を通じて着実に実現していくことです。
そのために、今回の総合計画の策定にあたっては、従来の町民アンケートに加え、3回の町民ワークショップ、中学校での中学生ワークショップや、ちゃいむ、幼児センターに意見収集ボードを設置し、幅広い町のみなさまの声や意見をお聴きしました。今回は、このうち、町民アンケートと全3回に渡って開催された町民ワークショップについて報告します。

・対象者 1,127人(18歳以上の全町民)
・有効回答数 323人
・回収率 28・7%

■町民アンケート
町民アンケートでは、今後の中川町への居住意向や今のまちづくりに感じていること、分野ごとの優先順位など大きく7つの項目でご意見をお聴きしました。
回収率が28・7%と低かったことはアンケート調査の実施方法など今後の課題と考えています。
また、回答者の56・5%が60歳以上であり、結果には世代的な偏りが見られます。
アンケートからは、67・4%の方が引き続き中川町に住み続けたいと考えていることなどが分かった反面、買い物や交通、医療機関、老後の生活に不安を感じている方が多くいることが分かりました。特に買い物に不便を感じている方は前回調査から24・6%も増加していました。
分野ごとの優先度については、医療体制の充実が最も多く、次いで産業の担い手育成・確保、福祉サービスの充実が高い数値となっています。
町民アンケートの結果については、町公式ホームページで公開しておりますので、ぜひご一読ください。

■町民ワークショップ
・開催日 10月16日(水) 11月16日(土) 11月17日(日)
・参加者 24名
・年齢層 20代〜50代

町民ワークショップは計3回開催され、24名の方が参加されました。
内容としては、中川町の「(1)魅力に感じること」と「(2)課題に感じること」を出し合ってもらい、魅力を生かし、課題を解決するための「(3)解決策」を検討してもらいました。

◆1回目(10月16日)
◇魅力として多かった意見
・人間関係が素晴らしい
・豊かな自然環境
・協力隊が魅力的

◇課題として多かった意見
・店舗や娯楽が少ない
・子どもの遊ぶ場所が少ない
・住宅、居住環境

◇対応するアイディア
・町外とのコミュニティ強化
・ワーケーションの導入
・北海道大学中川研究林公認ガイド制度の活用
・本の出版
・道の駅、ちゃいむ、公園など既存施設の活用
・空き店舗の活用
・シェア店舗
・みんなで公園をつくるプロジェクトを始動

◆2回目(11月16日)
◇魅力として多かった意見
・佐久地区の歴史が素晴らしい
・化石が素晴らしい
・森林や山が素晴らしい
・そば、生乳、山菜、はちみつなど生産物が素晴らしい

◇課題として多かった意見
・イベントが少ない
・人口が少ない
・コミュニティスペースがない
・観光資源、観光商品、観光コンテンツがない
・お店や飲食店が少ない
・宿泊施設が足りない
・温泉、道の駅が観光施設として機能していない

◇対応するアイディア
・佐久でのコンテンツ開発
・化石発掘体験、化石・恐竜ガイドの育成
・サバイバルゲーム場の開発
・中川町ガイドブックの作成
・お酒のイベントを増やす
・広域でイベント開催する
・小さなイベントを増やす
・観光協会を機能させる
・宿泊施設の周辺地域とのマッチング

◆3回目(11月17日)
◇魅力として多かった意見
・魅力的な食材がたくさんある
・自然が豊か、静けさが素晴らしい
・動植物が身近にある

◇課題として多かった意見
・子どもの遊び場がない
・雨の日や冬に集まれる場所がない
・給食がない
・町民に愛される温泉になってほしい
・地域の食材を食べられる飲食店が少ない

◇対応するアイディア
・食品加工所をつくる
・お酒をつくる
・自然を生かしたツーリズム、健康をテーマとしたツーリズム
・生乳を生かしてほしい
・おじいちゃん、おばあちゃんの知恵や技術を継承する場、機会をつくる
・畑一面の花を生かす(菜の花やそば)
・ちゃいむなど既存施設を生かして屋内遊具を設置する
・コミュニティスペースをつくる
・みんなで給食をつくる仕組みづくり
・料理サークルなどの協力を得て給食を実施する
・温泉のサウナを充実させる
・白樺やハッカを生かした温泉、サウナづくり

3回に渡るワークショップでは、とても多くの意見やアイディアが提示されました。
「総合計画をつくるときだけ意見を聴くのではなく、定期的にこのような場を設けてほしい」や「意見を聴くだけ聴いて生かさないなら意味がない」「出された意見が実現しなかったとしても、どのように検討されたかくらいは知りたい」、「行政だけで全部ができるわけではないので、住民との役割分担が大切」などの意見も出されています。
町では、町民アンケートでも町民ワークショップでも、お聴きした意見をそのままにせず、実現できるものから実現していきたいと考えています。今年度の残り期間で、その際の優先順位やお金のかけ方、行政と住民の役割分担などについても審議会の皆様等としっかり議論してまいります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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