■令和4年度 決算報告
令和4年度の決算が9月の村議会で認定されました。この特集では、皆さんに納めていただいた税金や国・道からの補助金などがどのように使われたのかをお知らせします。
■歳入は、ふるさと納税が13億1229万円
歳入総額は前年度に比べると4566万円減の69億1687万円です。
歳入では、寄附金のうち、ふるさと納税は、前年度から、2億515万円の増となり、経費などを差し引いた5億8371万円が、村の事業に使える基金積立の財源となります。
また、皆さんが納めた村税は、歳入全体の10・0%にあたる6億8817万円で前年度に比べ3183万円の増となりました。主な要因は、農業所得増による個人住民税や償却資産増による固定資産税の増加です。
次に、国からの地方交付税は、30・1%にあたる20億8248万円で、前年度より、366万円の減となりました。
また、国や道からの支出金は2億2271万円減の7億7915万円となり、そのうち2億681万円が新型コロナ対策による臨時財源として交付されています。
◇用語の解説
・寄附金…ふるさと納税など
・繰入金…基金からの繰入金など
・村税…住民税や固定資産税など
・使用料・手数料…村の施設の利用料、証明書発行手数料など
・繰越金…前年度からの繰越金
・諸収入…預金利子など
・分担金・負担金…学校給食費負担金など
・財産収入…村が所有する財産の貸付、売り払いによる収入
・地方交付税…国から村の財政状況などに応じて交付されるお金
・国・道支出金…国や道から特定の事業に対して交付されるお金
・村債…村が事業を行うために、国や銀行などから借入するお金
・地方譲与税…地方譲与税や地方特例交付金など
◇令和4年度決算 歳入歳出差引額は
歳入(69億1,687万円)-歳出(65億3,828万円)=3億7,859万円
翌年度へ繰り越す財源(令和4年度中に終わらなかった事業の金額):2億2,797万円
実質収支(令和4年度の残高):1億5,062万円
■歳出は、公債費が5億7020万円
歳出総額は、前年度と比較すると、3863万円増の65億3828万円となりました。内訳では、「公債費」が前年度比1億1483万円増、「教育費」は1億458万円の増となりました。主な要因は、役場新庁舎建設分の地方債の一部を繰上償還したこと、中札内小学校の外部塗装・屋上防水等工事や小中学校のエアコン設置工事などの大型事業による工事費の増です。
一方で、令和3年度に実施した道の駅改修工事費の減少により、商工観光費が前年度よりも1億5442万円の減となりました。
◇用語の解説
・A総務費…役場庁舎や財産の維持管理、コミュニティバス事業などの経費
・B民生費…高齢者、障がい者の福祉サービス、子育て支援などの経費
・C教育費…学校教育や社会教育、文化関係や図書館運営に係る経費
・D農林業費…農業や林業の振興、農地改良に係る経費
・E公債費…村の借入金に対する返済金
・F土木費…道路や河川の維持管理や除雪などの経費
・G衛生費…診療所管理費などの保健衛生関係、ごみ処理などの環境衛生に係る経費
・H商工観光費…商工業や観光振興に係る経費
・I諸支出金…特別会計、公営企業会計への繰出金
・J消防費…防災や救急、消防団活動に係る経費
・K議会費…村議会の運営に要する経費
・L災害復旧費…台風や大雨などにより被害を受けた施設の復旧経費
・M労働費…労働者福祉対策、雇用対策に係る経費
■文化と学びが紡ぐまち
・高等学校就学支援対策事業補助…1,165万円
・小中学校エアコン設置工事…1億4,443万円(うちR5へ8,666万円を繰越)
■元気あふれるまち
・堆肥化処理施設舗装補修工事…2,493万円
・飼料価格高騰等緊急対策支援金…1,858万円
■潤いと安らぎのまち
・鉄道記念公園施設改修工事…1億8,895万円(うちR5へ3,850万円を繰越)
・生ごみ処理施設新設事業…9,802万円
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