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6月23日~29日は男女共同参画週間です。

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北海道中札内村

内閣府で定めた令和5年度のキャッチフレーズは「無くそう思い込み、守ろう個性 みんなでつくる、みんなの未来」です。
「女性だから甘いものが好き」、「ピンク色の物を男性が身に着けるのは変」など、思い込みによって自分の好きなものや選択肢を狭められてしまうのではなく、誰もが自分の個性について胸を張って生活できるよう、日頃から性のあり方について理解を深めることが大切です。今回は、個性の尊重として近年注目されている性的マイノリティについてご紹介します。

■性別は「男性」「女性」だけではない?
これまで、身体の特徴のみによって性別が「男性」と「女性」に分けられることが一般的でした。
昨今はこころの性や性的指向による性などを重んじる考えが広まり、単純に「男性」「女性」の2つに大別されるものではない、という考え方をする人も増えてきています。
一つの考え方として、性は次の4つの要素のバランスによってできているというものがあります。
・からだの性(戸籍上の性)…身体的特徴から判断される性のこと
・こころの性(性自認)…自分で思う性のこと
・好きになる性(性的指向)…恋愛感情や性的な関心を向ける性のこと
・表現する性(性別表現)…言動や服装など、外部に表現する性のこと

■LGBTQ+(エルジービーティキュープラス)とは
LGBTQ+とは、代表的な性的マイノリティの人たちを表す次のことばの頭文字をとったものです。
・Lesbian(レズビアン)…(からだの性に関係なく)こころが女性で、好きになる性も女性
・Gay(ゲイ)…(からだの性に関係なく)こころの性が男性で、好きになる性も男性
・Bisexual(バイセクシュアル)…好きになる性が男性・女性の両方
・Transgender(トランスジェンダー)…からだの性とこころの性が異なる
・Questioning(クエスチョニング)…こころの性や好きになる性が明確に決まっていない
※QにはQueea(クィア)…性的マイノリティを包括的に表すことばを含む場合もあります。
・+(プラス)…LGBTQでは表せない多様な性を表現

■支援の姿勢について
性的マイノリティについて理解を深めることは大事なことですが、その情報の取扱いには十分気を付ける必要があります。
例えば、本人の了解を得ずに性的指向や性自認を他者へ暴露してしまうことを「アウティング」といいます。過去には自分の性的指向を友人にカミングアウトした方が、その後友人にアウティングをされてしまい命を絶つという事件も起きています。
もしも、自分や身の回りの大事な人が性的マイノリティであることを知ったとき、なるべく冷静に行動できるよう日頃から情報を収集するのはいかがでしょうか。

問合せ:総務課企画財政グループ
【電話】67-2491

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