■関わり甲斐(がい)
過日、開催しました「まちづくり講演会」は、講師に「日本で最も美しい村」連合資格審査委員である奈良教育大学の河本大地先生(以下、河本先生)をお招きしました。今回は、講演で印象に残った言葉「関わり甲斐」についてご紹介します。
進学等で村を離れた若者は、地域を愛したい、地元と関わりを持っていたいと感じているが、そういった場がない。地域に残っている大人が、まちを離れた若者等と関わりを持てるような仕掛けをつくっていく、「関わり甲斐」があるよう変えていくことが大切だというお話がありました。
村では、地域おこし協力隊インターンとして、村出身者や三大都市圏に在住の若者を募集し、村の仕事を通じて関わりを持ってもらう取組を進めており、政策の方向性は間違っていないと確信出来ました。また、河本先生は、「大学のゼミ生を兵庫県香美町小代(かみちょうおじろ)という地域へ連れて行ったら、地域に溶け込み定住してしまった」というお話を嬉々とされていたのですが、私は河本先生が地域の魅力を学生に伝えるのがうまいのだと感じたところです。本講演会においても、「新中札内村史」を熟読して臨んでおり、本当に楽しそうに中札内村の歴史をご紹介いただきました。知的好奇心溢れる先生の人柄に触れ、学ぶ喜びを再認識する一夜となりました。
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