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合葬墓設置のアンケート調査結果

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北海道中頓別町

近年、少子化の影響や親族が遠方に居住しているなどの理由により、墓地や遺骨の整理を心配する声が全国で広まっています。中頓別町も例外ではなく、ここ数年の「町長おじゃまします」で参加された住民から、町に合葬墓の建設予定はないのかと、意見が寄せられてきたことから、合葬墓に対するアンケート調査を実施しました。

町内在住30歳以上の世帯主の中から467世帯へ送付。214世帯から回答が寄せられました。

全体回答率は45.8%(214/467)となり、年齢別でみると60歳以上が8割を超える回答となっています。当町の高齢化が進み、お墓の悩みを抱えているのが、アンケート調査からも推測できます。また、各項目別にみると60歳以上の方の回答率が高く、関心があるとうかがえます。
「合葬墓を知っていますか?」との質問では、67.8%(145/214)の方が認知していると答えられており、管内でも設置され始めていることから、関心は高まってきていると思われます。
「町に合葬墓が必要か?」との質問では、57.5%(123/214)となり、回答者の6割弱ほどが必要だと感じています。年齢別では、ここでも60歳以上が大半(106件)を占め、将来的な不安を持つ方が多いことが予想されます。
「合葬墓ができたら利用したいか?」との質問では、同数(123/214)の方が利用したいと回答さています。しかし、管内のある町村で、同様の設問に対し、当町と同数程度の回答があり、設置されましたが、現状では利用者が数十件と伸び悩み、その背景には利用料負担や家族間協議のうえ、都市部の合葬墓へと決断してしまう状況となっております。

◆合葬墓とは
一定期間、御遺骨を骨箱または骨壺でお預かりする納骨棚と、御遺骨を一つの合葬式のお墓に埋蔵する形式です。管理は設置市町村が行うことが多く、何らかの理由により納骨棚の使用を取りやめた時は、御遺骨を引き取ることができますが、合葬式のお墓に一度埋蔵すると、二度と取り出すことができなくなります。

◆参考例
床面積:12平方メートル(約7畳分)の合葬墓で、納骨棚64体 約600体の埋蔵ができるものとして、設計委託費約:200万円 建設費:1,500万円 備品:100万円の経費がかかる試算が出ました。

アンケート調査では、合葬墓設置検討に加えて、火葬場についてもお聞きしております。その回答内容は、合葬墓に関することよりも多く寄せられ、トイレ・待合室の改修やバリアフリー化・施設内の清潔感という意見がとても多かったです。町民が要望する優先順位は、合葬墓設置よりもまずは、火葬場を綺麗に整えて欲しいのではと感じます。大切な方の最後を見送るに相応しい場となるよう、合葬墓設置も含め、皆様方のご回答・ご意見を参考に、協議を進めていきたいと思います。

お問い合わせ:総務課住民グループ
(【電話】01634-8-7660)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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