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自治体の皆さまへ

新年あけましておめでとうございます

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北海道中頓別町

◆中頓別町長 小林 生吉
町民の皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類から5類へと変わり、さまざまな社会活動が元に戻りつつありますが、それでもまだ多くのみなさんが感染対策を続けられているように感じています。少しずつでもよくなっていくことに希望を抱き、町民の皆様とともに新年を迎えたことを慶び、お祝いしたいと思います。
さて、私も昨年4月の統一地方選挙でご信任を頂き3期目の任期に入らせて頂くことになりました。これまでの2期8年の取り組みをつなぎ、将来のための諸課題を解決するためさらに努力を重ねていきたいと思っています。
大きな課題のひとつは、人生100年学びの拠点づくりです。未来を担う子どもたちを真ん中に、すべての町民が学びやさまざまな活動をとおして交流し合い、人生100年時代を楽しく、豊かに生きていくための場にしていけたらと考えています。人口減少を見据え「縮充」という考え方を基本に、公共施設の集約を図るという観点からも新しい施設の整備を進めていきたいと考えています。
もうひとつの大きな課題は、地域医療提供体制と地域包括ケアの一体的な見直しです。介護医療院開設と在宅介護事業の町移管に続き、4月からは特別養護老人ホームと養護老人ホームを町に移管することとなりました。小規模な介護施設の経営が難しくなっていることに加え、人材の確保も大変な状況となっています。町民が最後まで安心して暮らし続けていくため、今後の工程や財政的な見通しを明らかにしながら、さらなる改革を進めていきたいと考えています。
これらのほかにもさまざまな課題が山積しています。基幹産業である酪農をはじめ商工業、観光を含めた地域経済の立て直しも急務です。酪農は、飼肥料の高騰に加え需要の減少もありかつてない厳しい局面に立たされています。商工業でも複数の事業所がなくなり町民生活にも支障が生じている現状があり、観光も入込数がコロナ前に戻らず施設の老朽化など課題を抱えています。これらの状況の打開に向けて関係機関と協議を進めていきたいと思います。このほかの課題に対してもひとつひとつ丁寧に向き合い、解決を目指していきたいと思います。
昨年のご挨拶でも述べさせて頂いていますが、町のいいところを活かし、培ってきた経験や知恵を出し合い、「縮充」に向かい、参加や協働を基本に、対話をとおした学びやチャレンジを大切にして持続可能なまちづくりを進めていくことが大切だと思っています。町民と行政が力を合わせて中頓別町を元気に豊かにしていけるよう先頭に立って進めていきます。これからも町にもっともっと明るい笑顔を広げていきたいと思います。町民の皆様が健康で、心豊かに日々を過ごされるよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

◆中頓別町議会議長 星川 三喜男
町民の皆様、新年明けましておめでとうございます。
輝かしい令和6年の新春を町民の皆様と共に迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。
また、平素より町民の皆様から議会に寄せられますご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症については、5月8日に2類から5類に引き下げられ、少しずつではありますが、日常生活が戻りつつあります。
医療関係者においては、感染予防、ワクチン接種などまだまだ安心できる状況とはなりませんが、休む間もなく対応していただいたことに感謝申し上げます。
世界に目を向けますと、未だに続いていますロシア軍によるウクライナ侵攻やハマス対イスラエルにより、多くの犠牲者が発生しています。終息の目途が立たない状況となっていますが、さらに多くの犠牲者が出ないよう早期の解決を願うばかりです。
本町におきましては、義務教育学校中頓別学園の建設費高騰、老人ホーム長寿園の町移管など様々な問題が山積しております。特に中頓別学園については、建設費がどこまで上がるのかを注視するとともに、将来の財政状況などの計画と照らししっかりと裏付けされるまで、議会として議論を深めていく所存でございます。
また、建設する規模についても、将来の人口推計により現在計画されているものが本当に妥当なものか、町民皆様の意見を聴き、幅広い見地から意思決定をしていきたいと考えています。
このようなことを踏まえ、本町議会では、先の定例会で、議会運営委員会提案により、「議会改革特別委員会設置に関する決議」を全会一致で可決、様々な課題について調査、研究し議会を活性化するために設置しました。
昨年は地方統一選挙の年でありました。4月の選挙を経て議員一人一人が、今後一層の高齢化が進み、人口減少対策に向けた地方創生の取り組みを推し進める最前線に立ち、町長とともに町民の直接選挙で選ばれる議員の役割を果たしていかなければなりません。
町民の負託に応え、信頼される意思決定機関として、今後ともその使命を果たしてゆく所存ですので、町民の皆様には、これまで同様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
今年も皆様にとってより良い年でありますようご祈念申し上げ、年頭にあたってのご挨拶といたします。

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