幸福度の変化にストレスがどのくらい影響があるのかを分析しました。R2調査とR5調査のストレス状態を比較すると、どちらの時点においても「ストレス有り」と回答した方が4割強存在しており、年代別でみると、30~50代の割合が比較的多くなっていました。
そのストレスの変化をみると、幸福度が上昇した方は「ストレス有り→ストレスなし」の割合が15.2%と幸福度の変化がない方や、低下した方よりも高く、また幸福度が低下した方は、現在ストレスが有る割合が幸福度の変化がない方や、上昇した方に比べて高い結果でした。
ストレスを感じる理由は、「買い物環境」が33.5%と最も高く、次いで「健康状況」が22.8%、「医療環境」が16.8%となっていました。
〔まとめ〕
新型コロナウイルス感染症の状況が大きく変化する中で実施されたR2調査とR5調査の結果を比較し、いくつかの興味深い点が明らかになりました。
◆働き方の変化
R5調査では、「短時間・不定期」の働き方が増え、その満足度が高いことが分かりました。これは、町が推進してきた働き方改革の一環である副業兼業の促進や、短時間勤務の検討が町民の働き方に良い影響を与えている可能性を示唆しています。
◆暮らしの不安の変化
「人口減少」や「介護」に対する不安が、R5調査で減少しました。これは、これまでの少子化対策や高齢者福祉施策が、町民の不安を軽減する効果を上げている可能性があります。
◆新たな課題の浮上
ストレスを感じる最も高い理由が「買い物環境」であったことから、この対策が喫緊の課題であることが示されました。
今回で、令和5年度町民幸福度アンケートの調査報告は最終となります。
詳しくは、町ホームページ>行政情報>政策・計画>政策経営課「第8期総合計画(2022年~2031年)(https://www.town.nakatombetsu.hokkaido.jp/bunya/55098/)」に掲載しています。
次回の幸福度調査は令和8年に予定していますので、引き続き町民皆様のご協力くださいますようお願いいたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>