◆中頓別町議会議長
星川 三喜男
町民の皆様、新年明けましておめでとうございます。
輝かしい令和7年の新春を町民の皆様と共に迎えられますことを心よりお慶び申し上げます。
また、平素より町民の皆様から議会に寄せられますご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。
昨年1月1日に発生いたしました「令和6年能登半島地震」では、多くの尊い命が犠牲となり、現在も多くの皆さまが避難生活を余儀なくされております。ここに、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
10月に行われた衆議院議員選挙では、派閥裏金事件で厳しい批判を受けた自民党は連立政権を組む公明党と共に大敗し、過半数を割り込みました。立憲民主党は躍進し、国民民主党の議席は公示前の4倍となり、今後の政権運営に対して期待と不安となる結果になったと思います。
世界に目を向けますと、未だに続いていますロシア軍によるウクライナ侵攻により、多くの犠牲者が発生しています。終息の目途が立たない状況となっていますが、さらに多くの犠牲者が出ないよう早期の解決を願うばかりです。
また、円安、物価高により我が国の経済に大きな影響を与え、エネルギーの安定供給など多くの課題が山積しています。
本町におきましては、建設費高騰、人手不足及び都市部の再開発などの影響により、中頓別学園整備工事の入札が中止となりました。中頓別学園整備事業については、建設費などがどこまで膨れ上がるのか注視するとともに、将来の財政状況などの計画と照らししっかりと裏付けされるまで、議会として議論を深めていく所存でございます。また、建設する規模についても、将来の人口推計により現在計画されているものが本当に妥当なものか、町民皆様のご意見を聴き、幅広い見地から意思決定をしていきたいと考えていますので、今後住民アンケート及び住民懇談会など、議会で実施した際には多くの住民のご意見、ご要望をお聞かせいただければ幸いでございます。
中頓別学園整備事業だけではなく将来的にも病院の建替えや上下水道の維持管理など多くの課題が山積しています。このようなことを踏まえ、本町議会では、昨年の定例会で、議会運営委員会提案により、「議会改革特別委員会設置に関する決議」を全会一致で可決、様々な課題について調査、研究し議会を活性化するために設置しました。
議員一人ひとりが、今後一層の高齢化が進み、人口減少対策に向けた地方創生の取り組みを推し進める最前線に立ち、町長とともに町民の直接選挙で選ばれる議員の役割を果たしていかなければなりません。町民の負託に応え、信頼される意思決定機関として、今後ともその使命を果たしてゆく所存ですので、町民のみなさまには、これまで同様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
今年も皆様にとってより良い年でありますようご祈念申し上げ、年頭にあたってのご挨拶といたします。
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