今月の担当は布施保健師
みなさんこんにちは。今月号の担当は布施です。4月から勤めて早1年経とうとしています。みなさんから沢山の事を教えていただきとても充実した1年だったと振り返ります。来年度も引き続きよろしくお願いいたします。
さて、今回は町民の方からもご相談があった「けんしんって何歳から?何歳まで?」というお悩み解決のお手伝いができればと思います。
各種検診の推奨年齢や受診間隔は科学的な検証がされています。しかし、どの年齢であってもがん発症の可能性がゼロではなく、推奨年齢を境に罹患率が上昇していきます。そのため、町では独自に検診の対象年齢を設定することで早期発見・早期治療に努めています(下表)。また、町の検診では、年齢に上限を定めていません。毎年受けている方にとっては、高齢になっても身体に無理がない程度に受け続けることが日々の生活の安心感につながるという方もいらっしゃると思います。年齢や受診間隔を参考に検診の計画を立ててみませんか?
症状がある場合は、受診間隔を待たず速やかに医療機関を受診することで早期治療につながります。
日本では悪性新生物(がん)が死因の1位となっており、一生のうちにがんと診断される確率は「2人に1人」とも言われています。がんは、早期発見できれば、治せる可能性が非常に高く、治療も軽くすむことが多いです。そのため、定期的に検診を受けることをおすすめしています。
中頓別町は、がんの中でも肺・胃・大腸がんが上位を占めています。また、メタボや糖尿病等の生活習慣病が、大腸・乳がんなどの一部のがんや、心疾患・脳血管疾患のリスク要因になることがわかっています。がん検診と合わせて特定健診を受けることでリスクを減らすことができます。町では、特定健診とがん検診(胃・肺・大腸)を同日に受けられる機会が年に数回ありますのでぜひご活用ください。
[町民はワンコインで受けられます!]
◆中頓別町の死亡の状況
1位 心疾患
2位 悪性新生物
・1位 肺がん
・2位 胃がん
・3位 大腸がん
3位 不慮の事故
4位 老衰
5位 糖尿病
発症予防ももちろん大切ですがどの段階でも予防は可能です。
いまの治療や通院を継続することで再発を予防することがとても重要です◎
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