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国民健康保険の現状と財政状況(2)

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北海道伊達市

◆令和4年度の決算状況
国民健康保険は、国や道からの交付金などのほか、被保険者の方からの保険税により運営されています。
平成30年度からの制度改正で、それまで各市町村が支払っていた医療費は北海道がまとめて支払うことになりました。市は、毎年度北海道から示された納付金を納めています。
令和4年度の決算も、市は約3千556万円の黒字になりましたが、北海道が歳出超過で基金の取り崩しを行っており、今後数年に分割して納付金額に上乗せして市町村へ請求されることから、市は黒字分を基金に積み立て、将来の負担に備えることにしました。

▽市の収支決算状況 〔単位:千円〕

◆税負担を増やさないために
▽市が取り組んでいること
国では保健事業の推進などに力を入れている市町村には交付金を手厚く、そうではない市町村には交付金を減額するといった厳しい措置を行っていることもあり、市では被保険者の方の保険税負担を減らせるよう、次の事業に取り組んでいます。
(1)特定健診受診などによる生活習慣病予防やがん検診の推進
(2)適正な保険税賦課に向けた確定申告の勧奨と収納率の向上
(3)医療費適正化に向けた被保険者への調査(交通事故による第三者行為など)

▽国保加入者にお願いしたいこと
(1)特定健診・特定保健指導を活用してください
糖尿病や高血圧などの生活習慣病は自覚症状がほとんどありませんが、放置すると脳梗塞や心筋梗塞などの引き金になることがあります。
特定健診は、自覚症状がない生活習慣病を予防するほか、気を付けていても避けられない病気の兆候を早めに見つける手助けにもなります。
市では、集団健診やドック健診を行っているほか、未受診者に勧奨はがきをお送りしていますので、まだ健診を受けていない方は、ぜひ受診してください。

(2)無収入の方、年金以外の収入がある方は確定申告を
保険税は前年所得に基づいて計算され、さまざまな軽減措置が適用されています。しかし、無収入や非課税所得である障害年金受給者の方は、申告が無ければ軽減措置を受けることができません。収入が変わっていないのに保険税が何倍にもなった場合は申告漏れの可能性がありますので、担当にお問い合わせください。
また、収入があっても申告を忘れていた場合も、適切な負担になるよう確定申告をお願いします。

(3)交通事故などで治療する場合は市に連絡を
交通事故などで第三者から被害を受けたとき、本来は加害者が被害者の医療費を負担することになりますが、一時的に国保が立て替えたときは過失割合に応じて国保から加害者に対して医療費を請求することになります。このため、交通事故などで医療機関を受診したときは、ご連絡ください。

(4)重複受診はやめましょう
1つの病気で同時に複数の医療機関を受診する「重複受診」は、医療費を増やしてしまうだけではなく重複する検査や服薬でかえって体に悪影響を与えてしまうおそれがあります。
今受けている治療に不安などがあるときには、そのことを医師に伝えて話し合ってみましょう。

問合せ:保険医療課保険医療係(市役所1階(4)番窓口)
【電話】82-3197

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