◆一般会計
市の行政運営の基本となる会計で、市民の皆さんからいただいた税金や国からのお金などを福祉の推進や安全・安心な暮らしの確保、道路・公園など公共施設の維持整備、教育・文化の振興などに充てています。
新型コロナウイルス感染症や物価高騰への対策事業に加えて、資材費などが上昇していることにより、近年の決算額は増加傾向にあります。
令和5年度は新型コロナウイルスワクチン接種事業や低所得者向けの給付金事業、伊達小学校校舎改築事業などを行い、歳出が228億7,957万円になりましたが、国や北海道からの補助金・交付金や地方債(市債)などを活用したことで、歳入は236億3,381万円となり、歳入歳出差引額は7億5,424万円になりました。
▽一般会計歳入 236億3,381万円
▽一般会計歳出 228億7,957万円
➡1年間に支出したお金を市民1人当たりに換算すると72万5,967円(昨年は68万9,381円)
◆財産の状況
道路・公園などの土地や学校・公営住宅などの建物のほか、基金などの形で財産を所有しています。
(令和6年3月31日時点)
土地:43,186,394平方メートル
建物:238,289平方メートル
有価証券:2,053万円
出資金:7,296万円
債権:1,754万円
金等:117億3,103万円
◆財政健全化判断比率など
地方公共団体の健全な財政運営を判断する比率は、法律で基準が設けられており、市では、全ての数値が基準以内です。
▽令和5年度決算に基づく健全化判断比率 (単位:%)
▽公営企業会計の資金不足比率 (単位:%)
※各比率の「-」は、赤字や資金不足がないことを表します
◆市債現在高
道路や公共施設など、将来にわたって利用される施設を整備するには、一時的に多額の費用が必要です。
市はその費用を国や銀行などから借り入れ、数年から数十年に分割返済することで、財政負担の平準化と世代間における負担の公平性を図っています。
▽令和5年度市債の現在高 234億3,925万円
・一般会計 183億4,973万円
・公営企業会計 50億8,952万円
➡市の借金を市民1人当たりに換算すると74万3,725円(昨年は71万3,319円)
◆特別会計
特定の収入を財源として特定の事業を行うもので、一般会計と区別して経理しています。
▽特別会計決算収支一覧表 (単位:万円)
◆公営企業会計
公共の福祉を増進しつつ、採算も念頭に置きながら運営しています。
簡易水道事業と公共下水道事業の会計は、一般会計からの繰入を行っています。資本的収支の不足分は損益勘定留保資金などで補填しています。
▽公営企業会計決算収支一覧表 (単位:万円)
◆令和5年度に実施した新型コロナウイルス感染症対策と物価高騰対策の代表的な事業
・低所得世帯(非課税世帯)支援給付金給付事業5億6,141万円
・住民税均等割のみ課税世帯支援給付金給付事業9,349万円
・低所得世帯子ども加算給付金給付事業2,093万円
・社会福祉施設等物価高騰対策支援金交付事業5,592万円
・伊達市子育て世帯くらし応援給付金支給事業5,620万円
・新型コロナウイルスワクチン接種事業(繰越事業分を含む)1億2,832万円
・経済対策事業補助金3,917万円
※詳しい決算書・決算資料は、市ホームページで公開しています
問合せ:財政課財政係(市役所2階)
【電話】82-3115
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