◆第3次健康づくり伊達21分野 【飲酒・喫煙】
・生活習慣病のリスクを高める飲酒について学ぼう
・喫煙の害を知り、喫煙しないようにしよう
▽伊達市の特徴
・国や北海道よりも50~54歳の年代で飲酒量が多い
・男性は70代、女性は60代後半の飲酒量が増加傾向
・国よりも女性の喫煙率が高い
・男女ともに働き世代の喫煙率が高い
▽適切な飲酒量を心掛けましょう
過度な飲酒は、がん・高血圧・糖尿病といった生活習慣病のリスクを高めます。特に女性・高齢者・少量の飲酒で顔が赤くなりやすい方は、アルコールの分解に時間がかかるため、飲みすぎないよう注意が必要です。
長時間・長期間の飲酒は肝臓の負担になり、アルコール性肝炎や肝硬変などの病気に繋がります。
過度な飲酒は避け、最低でも週に1回以上の休肝日を設けましょう。体質的に飲めない方は無理をせず、勧められたときには、はっきりと断るようにしましょう。
【女性の適正飲酒量】
▽おつまみ選びのポイント
1.揚げ物や濃い味付けは、脂質や塩分が多く含まれるため、取りすぎに注意しましょう。
2.アルコールを分解するのに必要なたんぱく質やビタミンを補うため、大豆製品や緑黄色野菜、海藻類などを食べましょう。
▽喫煙・受動喫煙のリスク
喫煙は、腎臓病・糖尿病・高血圧・歯周病・がん・心臓病・慢性呼吸器疾患などのリスクを高めます。また、喫煙者だけでなく周囲の方も副流煙により同様のリスクにさらされます。
特に女性の喫煙・受動喫煙は、病気や出産時のリスクが高まります。さらに妊娠時・出産後の喫煙は乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因になるため、妊婦や周囲の方の禁煙が必要です。
加熱式タバコや電子タバコは紙巻タバコよりも本人や周囲への害が少ないといわれていますが、医学的根拠がないため、注意してください。
▽禁煙することによる効果
・血圧を下げる
・運動機能の回復
・心疾患リスクの減少
・嗅覚や味覚が回復
・呼吸が楽になる
・ストレス減少
・倦怠感がなくなる
・睡眠の質が良くなる など
禁煙に関する相談先については市ホームページをご覧ください。
問合せ:健康推進課地域保健係(保健センター)
【電話】82-3198
◆第3次健康づくり伊達21分野 【身体活動・運動】
・今よりも歩行時間や歩数を増やそう
・座位時間を減らし、意識して身体活動を行おう
市民の身体活動の傾向として、運動習慣がある人と全くない人の2極化がみられます。
健康づくりのためには適度な「身体活動」が大切です。
▽身体活動とは?
「身体活動」とは、安静にしている状態に比べて多くのエネルギーを消費するすべての動きのことをいい、「生活活動」と「運動」の2つに分けられます。
「生活活動」は、家事などの生活上の活動や通勤などの仕事上の活動のことで、「運動」は体力の維持や向上を目的として、意図的に行う活動のことです。
運動が苦手な方や時間があまりとれない方などであっても、まずは少しでも身体を動かすことが大切です。
▽身体を動かすことによる効果
身体活動量が多いと、高血圧・糖尿病などの生活習慣病の予防や肥満の予防・解消、骨粗しょう症の予防効果があります。そのほか、ストレスの解消や記憶力の向上、幸福感を高める効果もあります。
このように、身体活動は“こころ”と“身体”の健康に効果があります。
▽身体活動量の目安
・成人の場合
(1)生活活動
普通に歩く程度の活動を1日60分以上
(2)運動
息が弾み汗をかく程度の運動を1週間で60分以上
・高齢者の場合
(1)生活活動
普通に歩く程度の活動を1日40分以上
(2)運動
有酸素運動や筋力トレーニング、ストレッチなどの多要素な運動を週3日以上
▽プラステン ~今よりも10分多く身体を動かしましょう!~
身体活動量の目安を参考に、今よりも10分多く身体を動かすことから始めてみましょう。
1.生活の中に取り入れられる活動の例
・外出したときに回り道をして歩く時間を増やす
・歩幅を広くして、速く歩く
・階段を使うようにする
・仕事中に時々立ち上がり、身体を動かす
・仕事で遠くのトイレを利用する⃝普段よりも力を入れて掃除をする など
2.家でできる手軽な運動の例
・ラジオ体操
・スクワット
・ストレッチ
・つま先立ちでかかとの上げ下げ
・椅子に座って片足を床と平行になるまで上げる
・段差に上ったり下りたりする など
運動するときは無理をせずに、自分のペースで行いましょう。水分補給も忘れずにしてください。
元気に生活していくために、自分の生活に合わせて上手に身体活動を取り入れていきましょう。
問合せ:健康推進課地域保健係(保健センター)
【電話】82-3198
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