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自治体の皆さまへ

令和6年度 市政執行方針(2)

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北海道伊達市

【3】安心・安全に生活をおくれるまちづくり
近年、各地で相次ぐ自然災害のほか、有珠山噴火のリスクがある本市においては、市民の生命や財産を守るための防災対策やインフラ整備は重要であると認識しております。
また、将来にわたり安心して住み続けられるまちとなるためには医療体制の確保は必要不可欠であり、公的病院である伊達赤十字病院と地域医療の在り方について引き続き協議を続けてまいります。
加えて、人々の価値観も多様化している現代において、本市の教育や文化などを生かし、心の豊かさを感じられるまちづくりを進めることも、魅力ある地域を創り上げていくうえで重要であります。生涯学習の拠点の一つである伊達市立図書館の再整備については、検討委員会や市民の皆さまから多くのご意見をいただき検討を進めているところです。読書や学びを通じて、多世代が集い、多くの方から親しまれる施設となるよう取組を進めてまいります。

【4】地域経済に活気のあるまちづくり
持続可能なまちづくりには、市内経済の活性化が重要です。
本市の基幹産業である農業をはじめとした第一次産業が本市の強みであり、既存の産業を生かしながら、産業の創出や多角化を目指してまいります。
また、ふるさと納税制度を十分に活用することにより、地場産品の販路拡大、事業者の売上向上を図るとともに、事業者や関係団体と連携しながら、地域経済の活性化と伊達市の認知度向上につなげてまいります。併せて、積極的なトップセールスも含めこれまで以上に企業誘致を進め、新たな雇用を生み出し、伊達に住み続けられる環境づくりに努めてまいります。

【5】市民一人ひとりの声を受け取るまちづくり
市民協働のまちづくりを進めるためには、市の施策や情報を多くの方と共有し、共に考え行動することが重要であります。そのためにも、市の取組に興味関心を持っていただけるよう、市政の分かりやすい情報発信と市民との積極的な対話を進めてまいります。
伊達市協働まちづくり推進事業「みんなでちょこっとまちづくり„ちょこまち"」や室蘭工業大学と連携して実施する「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)事業」など、まちの課題解決や魅力向上のために「まちづくりの自分ごと化」の意識を醸成し、市民力が発揮される環境づくりに努めてまいります。

【6】持続可能で充実した行政サービスを提供できるまちづくり
充実した行政サービスを提供するためには、持続可能で安定した財政基盤が必要です。人口減少や少子高齢化に伴う社会保障費の増大や税収の減少など、今後の地方財政はさらに厳しい環境となることが予想されることから、必要な事業の精査とDXの推進による効率的な業務改善や市民サービスの向上に努めてまいります。
また、伊達開来高校と連携し、若い世代や小・中学生も含めた子どもたちの意見を聴きながら、今後の伊達市のまちづくりについて共に考えてまいります。

【7】伊達市の将来を見据えたまちづくり
若者の定住促進と地域の人材確保を目的として、奨学金の返還支援の助成を行います。また、公共交通については、通学、買い物、通院など日常生活を支えるための交通手段の確保が求められています。子育て世帯や高齢者も将来にわたり安心して住み続けられるまちとするためにも、公共交通事業者や関係団体等と連携しながら、伊達市の将来を見据えた持続可能な交通体系の検討を進めてまいります。

◆おわりに
伊達市は、自然や食、歴史や文化、人々の温かさなど、恵まれた資源が豊富にあり、高いポテンシャルを有するまちであると感じています。この恵まれた地域資源を磨き上げ、その可能性を引き出すとともに、市民の皆さまにまちの魅力を伝え、共感してもらうことで、伊達に愛着や誇りを持っていただきたいと考えております。同時に、市外の方々にも魅力を伝えていくことが選ばれるまちにつながるものと認識しております。
諸課題にもスピード感をもって前向きにチャレンジし、持続可能なまちとなるよう市民の皆さまとともにまちづくりを進めてまいります。
子どもや若者、高齢者が生き生きと暮らし活躍できる環境をつくるため、「子どもの笑顔が真ん中にあるまち」を目指し、本市にとって必要な施策を一つずつ積み重ね、市民の皆さまが伊達に魅力を感じ、誇りに思えるまちとなるよう、市政を推進してまいります。

問合せ:企画課企画調整係(市役所2階)
【電話】82-3114

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