このように余市町は人口も企業も減り、町のお財布が縮小する中で、高齢化により扶助費が増え、老朽インフラなどの維持にかかる費用も膨大という「この先真っ暗」な状況に置かれています。
しかし、諸外国には人口が少なくとも世界中から資金が集まり豊かに暮らしている自治体が多数あります。我々役場チームは、暗闇のトンネルを抜け、余市町を未来にしっかり残していくべく、次世代、地域資源、機動的な対応をキーワードに戦略を立てています。
他方で、町長が役場を離れていることが多い、ワインしかやってないとのお叱りを受けることがあります。しかし、役場にいるだけでは、資金は集まらず、予算書を見ればワインだけやってないことは明らかで、わざとワインを目立たせてマーケティングをやっています。その結果メディアへの露出も含め余市の知名度が爆上がりしており、資金もあつまってくる良い流れができています。この資金を未来に向けて投資をすることができるようになってきています。
また、町営斎場の建て替えについての現状を説明しました。町民代表の適地検討委員会を経て、都市公園予定地と現計画地(梅川町)が適地に絞り込まれました。都市公園予定地のボーリング調査を行ったところ、廃棄物層が確認されました。
両方エリアを比較すると、都市公園予定地では廃棄物除去には追加で2年と少なくとも5億以上のコストがかかります。また、現計画地は安全性を確保するために追加で3億かかります。
どちらにせよ、簡単な状況ではありませんが、もう待ったなしの状況の斎場はこれら論点を勘案し、決定を下していきます。
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