博物館文化財ニュース

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3連休は博物館and文化財施設へGO!

8月の町民無料デーは3連休の土・日(12日・13日)です!夏休みの思い出に、家族で博物館and文化財施設をめぐりませんか?
今回は大人から子供まで楽しめる「フゴッペ洞窟」の紹介です。
岩壁に人や舟などの刻画が多く残るフゴッペ洞窟は、昭和25(1950)年の夏に発見されました。考古学少年が洞窟付近で土器片を拾ったことが、その後の大規模な発掘調査のきっかけとなりました。発掘調査では続縄文文化中頃(約1,500～2,000年前)の土器や石器が多数見つかりましたが、何よりも驚きだったのは、洞窟の両壁に膨大な数の刻画が見つかったことです。
調査後は、後世に伝える貴重な遺跡として国指定史跡となり、当初は簡単な木造の覆屋で保護されていましたが、昭和47年には空調を完備し、ガラス越しに刻画を観察できる施設がつくられました。平成16年には、新たな保護施設として現在の建物が完成しました。
洞窟の利用方法にはいくつかの説が考えられていますが、何らかの願いや祈りをこめて岩壁に刻画を描き、儀式などを行ったのではないかという説が有力です。国内でも同様の遺跡は小樽市の手宮洞窟のほかに類例がなく、非常に貴重な洞窟遺跡となっています。
洞窟は7m四方程度の小さなものですが、壁面には約800点の刻画が描かれています。洞窟内は暗いですが、徐々に目が慣れてくるとたくさんの刻画を見つけることができると思いますので、ぜひじっくりと観察してみてくださいね。

開館時間：午前9時～午後4時30分

問合せ：博物館
【電話】22-6187