広報業務支援員の野添博雅隊員が地域おこし協力隊の視点で余市町の魅力を伝えるコーナーです。
■小学校で「余市の課題」授業 関心が高い次世代に期待
先日、沢町小学校で小学6年生を対象に授業を行ってきました。依頼されたテーマは「余市の魅力と課題について」です。魅力については余市町に来て1年に満たない私でも話すことができますが、課題となると難しい。そこで、町のみなさんに課題について聞いて回って、授業の日に備えることにしました。
課題を調べる中で一番印象に残っている言葉は「余市の人が余市に関心を持ってないことかな」という一言です。余市の魅力は海産物が豊富で、素晴らしい果樹や野菜も育ちます。自然環境に恵まれ、高品質なウイスキーやワインの製造にも適しています。一方で、恵まれているからこそ余市全体について関心が薄くても暮らせてしまう。もっと他者にも関心を持って、例えば、漁師と農家が交流を深めて新商品を開発できれば、さらに町の魅力が高まるのだと思います。
こういった話を交えながら余市の魅力と課題を児童に伝えました。この依頼があった理由は児童が私から話を聞きたいと選んだからだそうです。余市の課題に関心を持つ次世代がいることに、明るい兆しを感じました。
「バンキシャ野添隊員が行く!」は協力隊の委嘱期間が3月で終了し協力隊を卒業したため今号で最終回となります。去年6月に着任してから10か月の間、町民のみなさんには写真撮影など協力隊活動へのご支援、ご協力をいただきました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
協力隊員は町を盛り上げるため日々活動しています。籾木隊員は余市産ひる貝を使ったレトルトカレーを開発して、3月からエルラプラザと道の駅で販売中です。實田隊員は定住に向けて余市駅近くで飲食店「ワイン、ときどき豚」の開業準備を進めています。今年度も各隊員が経験を生かして町の活性化に取り組みますので、引き続き応援よろしくお願いします。
問合せ:政策推進課広報統計係
【電話】21-2117
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