かしこく野菜をとって、元気な体をつくりましょう!
みなさんは、普段どの位の野菜を食べていますか?「野菜は健康に良い」とよく言われますが、今回は野菜の持っている効果や1日に摂取すべき野菜の量について紹介していきたいと思います。
■野菜に含まれる豊富な栄養素
食べ物に含まれる栄養素は、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの大きく5つに分かれます。このうち野菜に多く含まれるのは、ビタミンとミネラルです。どちらも体の機能を整えるのに大切な役割を果たします。
○ビタミン
ビタミンC(免疫力アップ)…ブロッコリー、キャベツ、ミニトマトなど
ビタミンB群(エネルギー代謝促進)…モロヘイヤ、白菜など
ビタミンE(細胞の老化防止)…かぼちゃ、えだまめなど
ビタミンK(血液を固める)…もやし、たまねぎなど
○ミネラル
カリウム(余分な塩分排出)…アボカド、芋類など
カルシウム(丈夫な骨づくり)…ほうれんそう、ごぼうなど
鉄(貧血予防)…ブロッコリー、えだまめなど
■「ファイトケミカル」も効果的です
野菜はビタミン・ミネラル以外に、ファイトケミカルと呼ばれる色素や香り、苦みなどの機能性成分を含んでいます。なかでも色素は大きく7つに分けられます。
ファイトケミカルには、抗酸化作用(体内の老化を抑えたり、遅らせるはたらき等)があり、生活習慣病やがん、認知症など、様々な疾患の予防効果が期待されています。
■1日にどのくらい野菜を食べると良い?
生活習慣病の予防や健康の維持・増進のためには上記の栄養素を適量摂取することが必要ですが、そのためには1日に350g程度の野菜の摂取が必要であるといわれています。
1食で両手に乗るぐらい野菜を摂取できるとよいでしょう♪
■野菜を効率的にとる2つのポイント
(1)緑黄色野菜と淡色野菜をバランスよく
350gの野菜を摂取するには、にんじん、ほうれん草、ピーマンなどカロテンを多く含んでいる緑黄色野菜をおよそ1/3の120g、きゅうり、レタスなどの淡色野菜を230gというバランスが必要です。
(2)ひと工夫で野菜の量を増やす!
野菜を効率よくたくさん摂取する工夫として、煮る・蒸すなどの加熱調理でかさを減らす、市販のカット野菜や冷凍野菜、また加工済サラダを利用するなどがあります。
問合せ:子育て・健康推進課
【電話】21-2122
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