~新規収蔵資料紹介東開和尚筆『達磨絵』~
新たに永全寺住職第五世・澤邉東開(さわべとうかい)和尚の筆による達磨絵一幅が収蔵品に加わりました!
東開和尚は弘化4(1847)年に江戸で生まれ、明治4(1871)年より永全寺(富沢町2丁目21番地)の住職となり、布教に励む一方で、百寿園五亀、五亀の雅号で達磨絵などの優れた作品を残しました。
新潟県柏崎出身の達磨画家・山田東洋(やまだとうよう)は、東開和尚のもとを訪れた際に、その作品に感銘を受け、自身も油彩による達磨絵の制作に挑むようになりました。その作品は「東洋達磨」と称されるなど、東開和尚の達磨絵は他の作家にも影響をあたえました。
現在、東開和尚の達磨絵は、永全寺所蔵のものが「東開和尚筆達磨絵」として昭和56(1981)年に町の文化財に指定されています。
※12月16日から冬期休館中
問合せ:博物館
【電話】22-6187
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