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いきいき健康ライフ

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北海道倶知安町

■健康データ分析から見る町の健康課題は「高血圧による脳血管疾患」
倶知安町に住む方の要介護になる原因疾患で半数近くの方が、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を有しており、その背景にある基礎疾患では高血圧が最多でした。
このことは、以前から継続した町の健康課題であり、まだ解決していないため、国民健康保険の「第3期データヘルス計画」(春以降公表予定)では、高血圧予防を重点目標の一つに挙げました。
下図のように、脳の血管の壁は薄いため弾力性に乏しく、また、頭の隅々まで血液を送るために細く薄い血管が折りたたむように入っており、高血圧に弱くなっています。

血圧が上下することは、寒暖などの環境要因や心身のストレス状況から体を守る反応の一面でもありますが、長く続くと血管を傷めます。
早くから生活習慣の改善や治療に取り組むことで、血管が傷み動脈硬化に進むことを予防できます。

▽自分の血圧を知るには
・年1回の健診で確認
・普段の家庭血圧測定
※近年は特に普段からの家庭血圧測定が重要視されています


参考:日本高血圧学会「家庭血圧測定ガイドライン」

問合せ:福祉医療課保健指導係
【電話】22-1144

■徘徊(はいかい)高齢者家族への支援について
近年の日本では、認知症などによる高齢者の徘徊が増えており、警察庁の調査によると、認知症で行方不明になった人の数は、2022(令和4)年は全国で約1万9千人でした。この数値は、統計を取り始めた2012(平成24)年からの10年で、ほぼ2倍に増えています。
倶知安町では、高齢者などの徘徊に対し、さまざまな支援を行っていますが、支援の一つとして、認知症などにより徘徊症状が見られる在宅の高齢者を介護する家族などに対して、小型GPS(全地球測位システム)を利用した所在を探索できる機器の購入やレンタルに要する費用を助成しています。購入やレンタルを考えている方は、一度ご相談ください。

▽倶知安町徘徊高齢者等家族支援事業
助成金額:上限1万円
※1人1回のみ
助成対象者:倶知安町の住民基本台帳に記録されている高齢者などを介護している方
助成の対象となるもの:
(1)端末機などの購入代金
(2)端末機などのレンタルの代金
(3)新規契約に必要な加入手数料および登録料
申請必要書類:
(1)倶知安町徘徊高齢者等家族支援事業助成金交付申請書
(2)端末機などの購入やレンタルの金額がわかるものの写し(契約書、領収書など)
※端末機などの破損や紛失による修理および再購入に要する費用は、助成金の対象になりません

この事業の詳細や認知症に関してなど疑問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

問合せ:倶知安町地域包括支援センター
【電話】23-0500

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