■倶知安町長 文字一志
皆さまには、希望に満ちた新年を健やかにお迎えになられたことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年はスイス・サンモリッツ市との姉妹都市提携60周年を迎え、10年ぶりの公式訪問が実現。2030年度の新幹線駅開業は困難となったものの、倶知安駅舎デザインを町から推薦し、高架橋工事は順調に進んでいます。「ニセコ羊蹄広域倶知安厚生病院」は周辺14町村の財政支援を受け、新棟がオープン。高速道路は余市ー倶知安間の工事が進む中、ニセコー倶知安間も事業化を果たしました。
さらに、本町観光はコロナ禍からV字回復し、世界に誇れる国際リゾート地を目指し成長を続けています。支えているのは、豊かな自然景観を守るルールづくり、恵まれた地元農産品やお酒、そして温かいおもてなしの心です。観光振興は地域を振興すること。私たちの暮らしや真心を育むことにほかなりません。
さて、いよいよプールと絵本館の複合拠点施設の建設がスタートします。単なる改築ではなく、私たちがこれまで見たことがない、まったく新しい発想の施設となることでしょう。
新年を迎え、今年のまちづくり、壁に当たっても、ひるまず、諦めず、真心と信念をもって、挑戦し続けましょう。
本年が皆さまの笑顔が溢れる、飛躍の年となりますよう、心より祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
■倶知安町議会議長 作井繁樹
新年あけましておめでとうございます。町議会を代表し、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は北海道新幹線延伸工事の遅れをはじめ、北海道横断自動車道の着工、途切れなく進むリゾート開発、それらに伴う人手不足やスキー場周辺の混雑など、国際リゾート地へと成長を続けるニセコエリア特有の課題への対応に東奔西走した一年でありましたが、本年はそれらの課題がさらに加速化するとともに、新たな難題にも挑戦し続けなければなりません。
また一方では、町民の誇りでもある羊蹄山や清流尻別川、本町の変わらぬ農村田園風景や溢れる豊かな自然環境を守り育てる地道なライフワークも怠ってはなりません。未来を担う子どもたちに何を残せるのか、責任世代の踏ん張りどころでもあります。加えて、戦後80年の節目の年でもあり、不条理な戦争の悲惨さを次世代に引き継ぐための平和啓発にもしっかりと取り組むとともに、国外での侵略や紛争が一日も早く終わり、全世界に平穏な日常が戻ることを切に祈りつつ、議会においても慎重審議はもちろんのこと、関係機関への働き掛けもしっかりと行っていきます。
結びに、新たな年が皆さまにとって、柔軟でありながら力強い一年となりますように、議会議員一同、心より祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
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