地域おこし協力隊2年目の兼定です。
この冬は自立活動の一環として、ニセコひらふエリアにある“Mountain Shop Niseko343”でショップマネージャーを務めています。今シーズンもスキー・スノーボードのレンタルを中心に営業をしていますが、例に漏れず、お客さまのほとんどが外国籍の方で、日本人のお客さまが来ると郷愁すら感じるほどです。シーズン前には町民向け英語研修にも参加していたので、多少なりとも英語でなんとかコミュニケーションをとっていますが、やはりまだまだ語学力が足りないなと痛感しています。また、英語だけではなく中国語で話しかけられることもあり、マルチリンガルの人材が、この地域では重宝されるのが身に染みてわかります。
そこで便利なのがAI翻訳アプリです。中でも国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が言葉の壁の克服を目指して開発した『VoiceTra(ボイストラ)』は、日本語変換に強いのが特徴で、世界31言語に対応しています。インターネット環境があれば利用料無料で使うことができ、スマートフォンの画面のマイクボタンを押して話しかけるだけの簡単操作です。相手の言語がわからなくても、主要な言語(12言語)は自動認識して日本語変換もしてくれます。使っているとたまに誤変換もあるのですが、それは自分が話す日本語がわかりにくいのが原因かなと気付かされることもあります。子どもの頃に見たアニメの『ほんやくコンニャク』がこんな感じなのかもしれません。
倶知安町地域おこし協力隊 兼定美紀雄隊員(観光商工課・倶知安商工会議所)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>