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【特集】市政執行方針・教育行政執行方針

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北海道函館市 クリエイティブ・コモンズ

「市民が誇りを持ち、誰も置き去りにしない、優しさに満ちたまち」をめざして
6月28日に第2回函館市議会定例会で行った、市政執行方針と教育行政執行方針について、内容を要約して紹介します。(執行方針全文は市HPをご覧ください。)

■市政執行方針
市長 大泉 潤

まちを歩き、市民の皆様の声に耳を傾けるなかで、改めて気づいたことがあります。それは、まちを思う気持ちだけではなく、現状に危機感を持つ方がとても多かったことであります。私は、そのような声を受け止め、市民一人ひとりに温かく寄り添う行政を推進し、誰も置き去りにしない、優しさに満ちた函館をつくり上げていくため、新たな一歩を踏み出してまいります。

世界情勢を背景としたエネルギー価格や物価の高騰など、今後の社会情勢を見通すことは困難な状況でありますが、生活に不可欠な行政サービスが当たり前に享受され、誰もが幸せを実感し、満ち足りた気持ちで暮らすことができるよう努めてまいります。

まちの活力を維持・発展させ、いつまでも住み続けたいまち、選ばれるまちであるため、喫緊の課題である人口減少への対応に総力を挙げて取り組むべく、私が本部長となる「人口減少対策本部」を設置し、総合的かつ効果的に対策を進めてまいります。
地元企業の活性化に向けた取り組みの推進はもとより、本市での起業を全面的に応援する体制づくりや高等教育機関が充実している利点などを生かした企業誘致のさらなる推進など、魅力ある雇用や仕事の創出に力を注ぎ、活気あふれるまちの再生に取り組んでまいります。
また、これからの時代を担う子どもたちの未来を守り、自分らしく生き生きと、健康な身体と豊かな心を育むことができるよう、成長段階に応じたきめ細かな支援を行うなど、地域で子どもを安心して育てていくことができる環境の整備を進めてまいります。

施策を推進するにあたり、
・子どもたちの未来を守ります
・医療、福祉、暮らしを支えます
・経済・観光を再生します
・文化・スポーツ振興で未来を育みます
の4つの分野にわたり、市政運営に取り組んでまいります。

函館には、世界に誇れる宝が数多くあります。そして、新たな価値を見いだし、磨きあげていくのは私たちです。眠っている地域の魅力を全て集め、大切に育てていくことで、それぞれの分野でより輝きが増し、それが多くの人の心をひきつけ、まちのステータスが高まっていく。世界が目を離せないまち、地域に自信と誇りを持てるまちを市民の皆様とともにつくりあげてまいります。
函館のまちがもつ潜在力を現実の力に変え、市民一人ひとりが希望を持てるまちに向かって未来への扉をともに開いていく。そのような気概をもってまちづくりに全力を尽くしてまいります。

■教育行政執行方針
教育長 藤井 壽夫

教育委員会として令和5年度に重点的に取り組む施策について申し述べます。

変化する社会において、子ども一人ひとりの生きる力を育成するため、ICTを活用した授業改善を進めるとともに、非常勤講師や特別支援教育支援員、スクールカウンセラー等の各種人材を配置し、きめ細かな指導、多様な支援の充実を図ります。
また、南北海道教育センター内に「サポートベース函館」を新設するとともに、学校の「校内サポートルーム」を支援し、不登校など児童生徒が抱える諸問題の解決に向けて組織的に取り組みます。
このほか、学校給食の食材購入費の支援や就学援助の拡充により、保護者の負担軽減を図ります。
地域とともにある学校づくりを進めるため、地域コーディネーターの配置を拡充し、地域学校協働活動の充実を図ります。
さらに、本市の子どもたちが、少子化の中でも将来にわたりスポーツや文化芸術活動に親しむ機会を確保できるよう、部活動の地域移行に向けた検討を進めます。
心の豊かさを育む文化芸術を振興するため、活動団体への支援制度を新設するほか、垣ノ島遺跡の案内窓口や大船遺跡の散策路を整備し、受入体制の充実に努めるほか、(仮称)総合ミュージアムの整備に向けた検討を進めます。
健やかな心身を育む運動・スポーツを振興するため、障がい者や高齢者を含むすべての市民がアクセスしやすく、自分に適した運動やスポーツに出会うことができる環境を整えるため、はこだて市民健幸大学実行委員会に参画するほか、アーバンスポーツ等の普及・振興に向けた検討を始めるなど、スポーツ・レクリエーション活動の一層の推進を図ります。

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