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自治体の皆さまへ

【特集】新春を迎えて/新春のご挨拶

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北海道函館市 クリエイティブ・コモンズ

■函館市長
大泉 潤
oizumi jun

◇新春を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を皆様とともにお迎えできますことを心よりお喜び申し上げます。

昨年は、長きに渡るコロナ禍を乗り越え、4年ぶりとなる函館港まつりのフル開催や台湾との定期航空便の再開、過去最多に並ぶ年間47回の函館港へのクルーズ船の寄港など、久しぶりに明るい話題が戻ったと実感できる1年でありました。観光客も順調に回復し、まちの賑わいを取り戻してきております。
昨年4月に市政運営の舵取りを担わせていただいてから、あらゆる分野で多くの政策に取り組む中で、まだ緒に就いたばかりの取り組みも多くありますが、未来の函館がより明るい方向へ進むよう、力を尽くしてまいります。

市役所全体が一丸となって人口減少対策に取り組むべく立ち上げた「人口減少対策本部」では、人口減少を最小限に食い止めるため、議論を重ねております。移住・定住を促すような施策として、移住を検討する方に本市の魅力をより強く発信する取り組みや、移住前に本市の魅力を体感できるような取り組みなどのほか、このまちで安心して子育てができるよう、子育て世帯などの相談支援体制の強化や子どもの多様な居場所づくり、さらには地域でのしごとの創出と人材確保に向けて、企業誘致のさらなる強化や地元企業の認知度向上などにまずは取り組んでまいりたいと考えております。
また、私が掲げた公約の推進に向けて、施策や事業の進捗状況やその効果を一元管理・共有することによって効果的に取り組みを進めるために設置した「市長公約推進会議」では、現状や課題を共有し、取組の方向性について議論を深めており、今後、その状況についても市民の皆様に分かりやすくお知らせしてまいります。

市政を担うにあたっては、市民の暮らしを守ることはもとより、地域経済の活性化と子ども・教育といった未来への投資に重きを置き、小さな声にも耳を傾け、温かく寄り添う姿勢を大切にしながら、まちづくりに取り組んでまいります。昨年から準備を進めております、小学校に入学した子どもへの1人10万円の入学祝金の支給や市内中小企業等に正社員として就職した場合の奨学金返還に対する支援を実施するほか、公立はこだて未来大学の授業料無償化の対象拡大や高齢者交通料金助成の拡充、観光消費額の増大に向けた取り組みなど、未来に希望をもてるような施策の推進に努めてまいります。
また、昨年、新幹線の函館駅乗り入れに関する整備費や課題等を整理するための調査に着手しました。このほか、ふるさと納税100億円という大きな目標を掲げ、返礼品のより一層の充実やプロモーションの強化にも取り組んでおります。これらの取り組みの実現の先にある、地域経済の活性化や市民福祉の向上、ひいては市民の皆様が笑顔になれる、一人ひとりが幸せを感じられる瞬間を増やしていく、それを叶えていくための施策に取り組んでまいります。

令和6年は、平成16年の市町村合併から20周年を迎える年です。合併により、それまで以上に函館を彩る豊かな魅力を持つことになりましたが、20年経つ今もなお、それぞれの地域において地域資源を磨き上げ、様々に活用した新たなイベントを生み出すなど一層進化を続けています。今後も、市民の皆様とともに、世界が注目するような魅力あふれるまちへと発展していくべく全力を尽くしてまいります。

結びにあたり、新しい年が皆様にとりまして、喜びと幸せに満ち溢れた年となりますことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

■双子都市(ツインシティ)・青森市からのメッセージ
青森市長
西 秀記
nishi hideki

◇新春のご挨拶
函館市民の皆様、明けましておめでとうございます。
輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
令和6年は、青函ツインシティ提携の盟約締結から35周年を迎えます。これまで以上に函館市と青森市の連携を強め、両市の更なる発展に繋がるよう「青森・函館ツインシティ提携35周年記念事業」を実施する予定です。貴市にも青森市民が訪れ、文化、スポーツ、観光、経済など、幅広い分野で交流が図られます。函館市内でも皆様に参加いただけるイベント等を実施したいと考えておりますので、多くの皆様のご協力とご参加をお願い申し上げます。
青函ツインシティは、これまで青函トンネル開通や北海道新幹線開業を契機に、交流や連携を深めて参りました。昨今では、クルーズ船が双方に寄港するなど、両市の関わりは、より一層強いものとなっております。先日、貴市に伺った際、大泉市長に御案内いただいて、道内初のクルーズ船専用ターミナルビルと旅客船埠頭を拝見いたしました。乗客の皆様が心地よく利用することのできる素晴らしい施設であると感じました。今後とも両市が手を携えてインバウンド需要を取り込み、経済の活性化に繋げて参りたいと考えております。
さて、本市では、この春、青森駅東口の駅舎跡地に「青森市民美術展示館」、「(仮称)青森の縄文遺跡群情報発信拠点施設」、商業施設「and LOVINA」がオープンするほか、夏には、ウエルネスをテーマとしたホテル「ReLabo」が開業いたします。さらに、中新町山手地区や旧青森国際ホテル跡地地区など、中心市街地での再開発も進行し、賑わいや交流人口の創出が期待されます。また、本年は、ねぶたの技法を活かしたクラフトアートイベントを予定しているほか、青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター青森など、青森県内にある5つの美術館・アートセンターを中心に「AOMORI GOKAN アートフェス」が初開催されますので、ぜひ青森市にお越しいただきますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして素晴らしい1年となりますよう心から祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

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