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【特集】令和6年度 市政執行方針・教育行政執行方針

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北海道函館市 クリエイティブ・コモンズ

2月22日に第1回函館市議会定例会で行った、市政執行方針と教育行政執行方針について、内容を要約して紹介します。
(執行方針全文は市HPをご覧ください。)

■市政執行方針
市長 大泉 潤

昨年4月に市民の皆様の温かいご支援をいただき市長に就任して以来、市民の皆様の声に応えるべく、各般の施策に全力で取り組んでまいりました。

本市の年間の出生数は過去最低を更新し続け、人口減少数も4千人を超えるなど、少子化と人口減少に歯止めがかからない状況にあり、急激な人口の減少を最小限に食い止めるため、昨年6月に「人口減少対策本部」を立ち上げ、市の総力を挙げて取り組む体制を構築し、対策を進めているところであります。
人口減少対策は、一朝一夕に効果が現れるものではありませんが、若年層の流出を食い止め、選ばれるまちになるためには、未来に向けた効果的な施策を総合的に実施する必要があります。

未来への投資は、将来世代のためだけではなく、現役世代の今後を支えるための投資でもあり、住みよいまちを将来にわたって残していくのは、私たち現役世代の責務でもあります。
今ここに住む市民の皆様の安全・安心な暮らしを守ることはもとより、このまちの将来を担う人材を大切に育むとともに、若者たちがこのまちに残り、ほかのまちからも訪れ、生活の場として選んでいただけるよう、魅力あるしごとを創出し、活気にあふれ、賑わいのある、若者をはじめとする多くの方に選ばれるまちの実現に向けて、力を尽くしてまいります。

施策を推進するにあたり、
・子どもたちの未来を守ります
・医療、福祉、暮らしを支えます
・経済・観光を再生します
・文化・スポーツ振興で未来を育みます
の4つの分野にわたり、市政運営に取り組んでまいります。

人口減少という困難な課題に立ち向かい、このまちに生きる私たちの思いをこれからの未来を築く世代へ引き継ぎ発展させるためには、新たな変革が必要となります。
今、デジタルが社会に大きな変革をもたらしています。
市民一人ひとりが今日まで受け継ぎ、培ってきたまちづくりへの情熱と、デジタルの持つ変革の力により、新たな函館の魅力を生み出し、持続可能で豊かさを実感できる、便利で快適な住みよいまちづくりに、皆様とともに挑戦してまいります。

私は、市民の皆様が函館のまちを何とかしたいという強い思いと覚悟を、このまちが明るい未来へと前進する力に変え、今ここに住む市民だけではなく、未来を担う子どもたちがこのまちに誇りや希望を持ち、全ての市民が誰一人取り残されることなく、笑顔で幸せに暮らせる社会の実現に向けて、全力で市政運営に臨んでまいります。

■教育行政執行方針
教育長 藤井 壽夫

教育委員会として令和6年度に重点的に取り組む施策について申し述べます。

変化する社会のなかで、子どもが主体的に生きる力を育成するため、非常勤講師や特別支援教育支援員、スクールカウンセラー等、学校運営力の向上を図る各種人材を配置し、児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じたきめ細かな指導を行うとともに、ICTの一層の活用による授業改善を進めます。
また、いじめへの対応については、未然防止と早期発見、早期対応に組織的に取り組むほか、不登校への対応については、児童生徒の状態に応じた多様な支援を行います。
小学校の水泳学習は、新たに民間プールも活用しながら、確実な実施に努めます。
このほか、給食食材購入費の支援や就学援助により、保護者の負担軽減を図ります。
地域とともにある学校づくりを推進するため、地域コーディネーターの配置を拡充し、地域学校協働活動の充実を図るほか、学校部活動の地域移行等を段階的に進めるための計画の策定に取り組みます。
子どもや教職員等の健康を守るため、保健室に常設型エアコンを設置するとともに、当面の対策として、スポットクーラー等を設置します。
心の豊かさを育む文化芸術を振興するため、市民創作「函館野外劇」等を支援するとともに、文化芸術団体の自主的かつ活発な活動を支援します。
また、(仮称)総合ミュージアムの整備に向けた検討を進めるほか、大船遺跡の保存活用に係る基本方針等を定める計画を策定します。
健やかな心身を育む運動・スポーツを振興するため、はこだて市民健幸大学実行委員会への参画や函館マラソンの魅力向上に取り組むほか、国内初のモルック世界大会の開催を支援するなど、スポーツ・レクリエーション活動の一層の推進を図るとともに、市民の健康意識の向上を図ります。

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