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本年度の小・中学校の標準学力調査の結果について

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北海道別海町

本町では、国が実施している「全国学力学習状況調査」に加え、町内児童生徒の達成状況を確認する「標準学力調査」を独自に実施し、より詳細な状況を確認しています。今年度の結果をお知らせします。

◆調査の概要について
(1)実施日:令和5年4月11日、12日
(2)実施学年:本年度町内全小学校第2学年から中学校第3学年
(3)実施教科:
・小学校(第2・3学年)国語、算数
・小学校(第4・5・6学年)国語、社会、算数、理科
・中学校(第1・2・3学年)国語、社会、数学、理科、英語
(4)内容:前年度学習した範囲(例)小学校第6学年であれば、前年度第5学年の学習内容
(5)目的:児童生徒の学力向上を図るため、授業方法の改善や学習方法の改善に役立てる。
(6)留意点:
1.調査結果は「学力」の一部であり、学校における教育活動の一側面であることに留意すること。
2.全国の平均正答率との比較により、序列化や過度の競争をあおることのないよう留意すること。

◆本町児童生徒の結果(標準スコアの平均値)



※グラフの数値は、全国平均を50としたときの標準スコア。赤網掛け部分は「全国平均並み」の範囲。

今年度の結果から、本町の児童生徒の学力は、おおむね全国平均とほぼ同程度で良好な状況であることがわかりました。
しかしながら、一部の学年・教科で全国平均を下回る結果となっており、次の点に課題がある可能性があるとの分析が示されています。
※町内全体の平均値による傾向です。

中2数学…活用はおおむね良好な状況であるが、問題の内容は「1次方程式」と「比例・反比例」に、また、領域「数と式」、観点「知識・技能」に課題があると考えられる。
中2英語…基礎はおおむね良好な状況であるが、問題の内容は「さまざまな英文の読み取り」と「語彙の知識・理解」に、また、領域「読むこと」、観点「知識・技能」に課題があると考えられる。
小6算数…活用はおおむね良好な状況であるが、問題の内容は「立体と体積」と「比例・単位量あたりの大きさ」に、また、領域「図形」、観点「知識・技能」に課題があると考えられる。
小5算数…活用はおおむね良好な状況であるが、問題の内容は「億と兆・概数の表し方」に、また、領域「数と計算」、観点「知識・技能」に課題があると考えられる。
小3国語…問題の内容は「説明文の読み取り」と「物語の読み取り」に、また、領域「読むこと」、観点「思考・判断・表現」に課題があると考えられる。

◆「学ぶこと、学び合うことのよさや楽しさ」の実感を目指して
今、我が国の教育は、テストやIQのように数値化して測ることができない、心や内面に関わる力である「非認知能力」が重視されるようになっています。
さまざまなことに興味もって、自分をコントロールしながら粘り強く、仲間と共に取り組むことができるようになると、将来や人生の成功や豊かさにつながるということも、研究などから明らかになっています。
そうした背景を受けて、学校の授業も「学び合い」を重視したスタイルに変わりつつあります。子どもたちが好奇心をもって主体的に仲間と協働しながら学び合うことは「学ぶこと、学び合うことのよさや楽しさ」の実感につながり、ひいては今回実施したような学力調査の数値も向上していきます。
本町に学ぶ子どもたちが、明るい将来を思い描き、地域や社会の中で協働しながら、人生100年時代を豊かに生きることができる教育活動が展開できるよう、引き続き着実に必要な教育施策を推進します。

◇非認知能力
・さまざまなことに興味を広げる好奇心
・失敗してもめげずにやり遂げる力
・他者と協力して取り組む力
など

問合せ:別海町教育委員会【電話】74-9274

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