◆「良い睡眠から健康に」
睡眠は健康増進・維持に不可欠な休養活動です。睡眠不足を含め、さまざまな睡眠の問題が慢性化すると、肥満、高血圧、2型糖尿病、心疾患や脳血管障害の発症リスクの上昇や症状の悪化に関連し、死亡率の上昇にも関与することが明らかとなっています。そのため、日常的に質(睡眠休養感)・量(睡眠時間)ともに十分な睡眠を確保することにより、心身の健康を保持し、生活の質を高めていくことが大切です。
日本人で1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は、男性の30から50歳代、女性の40から60歳代で4割を超えており、国民一人ひとりの十分な睡眠の確保は重要な健康課題となっています。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に基づき、成人、こども、高齢者の対象別に、良質な睡眠をとるための事項が下記の通り推奨されています。この機会に自身の睡眠を見直してみてはいかがでしょうか。
◇高齢者
・寝床にいる時間は8時間以内を目安に
・日常の食生活や運動、寝室の睡眠環境などを見直して、睡眠休養感を高めましょう
・長い昼寝は夜間の良眠を妨げるので日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごしましょう
◇成人
・睡眠時間は6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう
・日常の食生活や運動、寝室の睡眠環境などを見直して、睡眠休養感を高めましょう
・睡眠の不調・睡眠休養感の低下を感じる時は病気が潜んでいることもあるので注意が必要
◇こども
・小学生は9から12時間、中学・高校生は8から10時間を参考に睡眠時間を確保しましょう
・朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜更かしはほどほどに
出典「健康づくりのための睡眠ガイド2023(厚生労働省)」
問合せ:町民保健センター【電話】75-0359
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