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私たちの町の財政状況(1)

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北海道別海町

令和5年度の決算がまとまり、町議会に設置された予算決算審査特別委員会によって内容が審議されています。
本町では、毎年6月と12月に財政状況を公表しており、6月に町ホームページで令和6年度の予算概要と令和5年度下半期の予算執行状況を公表しました。
今月は令和5年度の決算状況と令和6年度上半期の予算執行状況をお知らせします。これらの内容は町ホームページでもご覧になれます。

◆1 令和5年度一般会計決算状況について
◇歳入決算状況について
町の財政は、皆さんに納付していただいた税金や各種手数料などの自主財源と、国から交付される地方交付税などの依存財源で成り立っています。
自主財源の中で最も基本的な収入である町税の割合は歳入全体の7.5%を占め、その他各種手数料などを合わせた自主財源の割合は62.8%となっています。ふるさと応援寄付金の大幅な伸びを受け、自主財源の割合も大きく上昇しています。
依存財源の中で最も大きな割合を占める地方交付税は、決算額で69億1,425万円となっており、前年度と比較して9,316万円の減となっています。使途の制限がなく、自由に使えるお金である地方交付税の増減は、町の財政に大きく影響します。

◇歳出決算状況について
令和5年度は主な事業として、町道・農道の整備、地域子ども・子育て支援事業、子ども医療費助成事業、各産業分野での担い手対策事業、別海高等学校支援事業などを継続して実施しました。また、西春別ケアセンターや酪農工場など施設の改修工事のほか、地方創生臨時交付金を活用し、水道料金の減免や住民税非課税世帯等への給付金なども実施しています。
前年度と比較すると、ふるさと応援寄付金収入の増に伴う関係経費の増加により総務費で64億5,858万円(56.3%)増加した一方で、畜産クラスター事業補助金の減少などにより農林水産業費で13億9,093万円(35.8%)減少し、総額で48億1,497万円の増加となりました。

◆地方公共団体の財政状況を表す指標
◇健全化判断比率
地方公共団体の総体的な財政状況を示すもので、次の4つがあります。

・実質赤字比率 -%(黒字1.46%)(令和4年度-%(黒字3.33%))
標準財政規模に対する一般会計の実質収支赤字の割合を示します。

・連結実質赤字比率 -%(黒字33.21%)(令和4年度-%(黒字35.42%))
標準財政規模に対する町の会計全体での実質収支赤字の割合を示します。

・実質公債費比率 11.1%(令和4年度11.5%)
標準財政規模に対する借金の返済費用(公債費)や、公営企業、広域連合、一部事務組合の借金返済のための繰出金などの負担割合を示します。この数値が18%を超えると起債許可団体となり、町債の借り入れに国の許可が必要となります。

・将来負担比率 -%(令和4年度31.7%)
標準財政規模に対する将来(来年度以降)負担しなくてはならない債務の割合を示します。
※標準財政規模 96億6,897万円
標準的な行政活動を行うために必要とする経常的な一般財源の規模をいいます。

◇財政力指数 30.5%(令和4年度30.9%)
標準的な支出に対する標準的な収入の割合を示す指数で、100%に近いほど財政力が高いとされています。100%を上回ると、地方交付税が交付されない不交付団体となります。

◇経常収支比率 93.6%(令和4年度93.1%)
町税や国と道からの交付金などの経常的収入に対する、人件費や施設管理維持経費などの経常的支出の割合で、この数値が低いほど収入に余裕があり財政上の柔軟性があることを示します。

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