◆エキノコックス症検査を受けましょう
エキノコックス症は、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生しておこる病気で、道内では毎年20名程度の患者が見つかっています。
1 感染経路
エキノコックスの卵が口の中に入ってしまった場合に感染することがあります。エキノコックスが寄生したキツネやフンに直接触ったり、フンに汚染された山菜や沢水を口にすると感染の危険があります。人から人に感染することはありません。
2 症状
エキノコックスに感染してもすぐに自覚症状は現れません。数年から10数年の潜伏期間を経て、肝機能障害に伴う疲れやすさ、上腹部の不快感や膨満感、黄疸などの症状があらわれます。自覚症状が出る頃には病気が悪化している可能性があります。
3 感染予防
・外から帰ったら必ず手を洗いましょう。
・キツネに餌付けをしたり触ったりしないようにしましょう。
・キツネが近寄らないよう生ごみなどはきちんと保管し処分しましょう。
・飼い犬が野ネズミを食べないよう放し飼いは絶対にやめましょう。
・山の果実や山菜を口にする場合はよく洗うか十分加熱してから食べましょう。
・沢水などの生の水は飲まないようにしましょう。
※町が毎年各地区などで実施している集団健康診査では、エキノコックス検査を無料で実施しています。5年以上検査を受けていない方、山菜取りをする方、犬を飼っている方は、積極的に受けましょう。
問合せ:町民保健センター【電話】75-0359
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