新年のごあいさつ

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町民の皆さまあけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

●別海町長　曽根　興三(そね　こうぞう)
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまには、令和7年の新春を心健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、日頃より町政運営への温かいご支援とご協力に対し、深く感謝申し上げます。
私にとりましては、昨年5月の町長選挙で3期目の町政運営を託されることとなりました。新年を迎え、町民の皆さまと共に知恵を出し合い、対話を大切にしながら、「次世代への投資」「老後の安心」「経済の成長」という3本柱の実現に向け、全力で取り組む決意を新たにしたところです。
さて、昨年を振り返りますと、まずは、町史に残る大きな嬉しい出来事が2つありました。1つは、河﨑秋子(かわさき　あきこ)さんの「ともぐい」が直木賞を受賞したこと、もう1つは、別海高校野球部が春の選抜甲子園大会において21世紀枠出場を果たしたことです。
河﨑(かわさき)さんの「ともぐい」は、迫力ある描写と深い物語が多くの読者を魅了し、別海町から羽ばたいたその才能に心からの誇りを感じました。
また、春の選抜甲子園大会では、あの甲子園という舞台のバックスクリーンに「別海」の文字が映し出された瞬間、アルプススタンドにいた私は、町長として、また一人の町民として、感激の念に堪えませんでした。町民の皆さまはもとより、別海ふるさと会の皆さま、全国にいる別海町にゆかりのある皆さま、友好都市である枚方市民の皆さまによる多くの応援のもと、別海高校野球部のひたむきで懸命なプレーは、別海町の明るい未来への希望を感じさせてくれました。
町民に大きな喜びと感動を与えてくれたこの2つの偉業について、河﨑秋子(かわさき　あきこ)さんには「町民栄誉賞」を、別海高校野球部には「別海町功労者表彰」を授与させていただいたところです。
一方で、本町の産業について、酪農業では、町内の生乳生産量が前年を上回る実績を挙げたものの、一昨年の猛暑の影響による受胎の遅れなどにより、目標数量には届かず、厳しい状況が続いています。また、乳価は過去最高値に達したものの、生産資材価格の高止まりや需給バランスの課題が懸念されています。
また、大宗漁業である秋サケ漁は、不漁が続き、漁業資材価格の高騰と相まって漁家経営への影響が深刻化しています。このため、町として漁家経営の安定を支えるため、更なる追加支援策を講じることを決定したところです。
このように、町の基幹産業はもとより、物価高騰や少子高齢化問題に起因した解決すべき課題が山積している中、未来を見据えたまちづくりに対応するため、町民アンケートや多くの団体へのヒアリング調査を実施し、幅広いご意見を取り入れながら、町の総合計画の見直しを行いました。ご協力いただいた多くの町民の皆さま、関係者の皆さまに心から感謝を申し上げます。今回の見直しでは、まち・ひと・しごと創生法に基づく総合戦略との一体化を図り、効率的かつ一貫した取り組みを推進し、次世代に誇りを持って引き継げる別海町を目指すこととしたところです。
この豊かなふるさと別海町を次世代へしっかりと引き継いでいくため、皆さまと行政がアイディアを出し合い、お互いに耳を傾けながら一体となって進めてまいる所存です。どうぞ、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びになりますが、新しい一年が町民の皆さまにとりまして、希望に満ち、健康で笑顔あふれる年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

●別海町議会議長　西原　浩(にしはら　ひろし)
あけましておめでとうございます。町民の皆さまには、健やかに清々しい初春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、日頃から町議会の活動への温かいご支援とご協力を賜り、議会を代表しまして心より厚くお礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、本町では、小説家「河﨑秋子(かわさき　あきこ)」さんの直木賞受賞、そして、別海高等学校野球部の「第96回選抜高等学校野球大会」出場という喜ばしい大きな出来事でありました。
また、町を代表するイベントにおいては、「尾岱沼えびまつり」や「西別川あきあじまつり」は、水産資源の減少などから、残念ながら開催には至りませんでしたが、「別海町産業祭」、そして「別海町パイロットマラソン」は、多くの方のご支援により、盛会に開催されましたことは、大変喜ばしく、関係する全ての皆さまに改めて感謝を申し上げる次第でございます。
さて、本町では、令和元年に策定した「第7次別海町総合計画」が7年目を迎える中、その見直し作業が進められてきましたが、昨年12月の定例会において計画が議案提出され議決に至りました。議会としても、その果たすべき役割と責任を自覚し、行政と十分に意思疎通を図りながら、建設的な議論を行い、地域振興施策の推進に一層努めなければならないと改めて思うところであります。
私ども議員は、町民の負託に応えるべく、令和5年6月に策定した「第3期別海町議会活性化計画」を推進するため、別海町自治基本条例の基本理念である住民参加と情報共有を議会運営の基本とし、職務に邁進し、町政の健全な発展と、住民福祉の増進に寄与すべく、議員全員で力を合わせ取り組んでまいります。
昨年は、その取り組みの1つである「地域めぐり懇談会」を町内4地区で開催し、「地域住民の移動手段の確保」や「病院・診療所の運営」、「ふるさと交流館の今後」をテーマとして、地域の皆さまから多くの生の声をお聞きいたしました。
今後も、このような機会を設け、調査・研究のもと行政に対する政策提言につなげてまいります。
また、当議会が議会定例会に行う「一般質問」の磨き上げを目的に開催している「一般質問検討会議」は、全道・全国から視察に訪れる議会も増え、その取組みにも注目をいただいているところです。
今後も、より良い議論ができるようさらなる充実を図り、地域課題の解決に努めるとともに、議会活性化に取り組みながら、住民の皆さまと共に歩む議会を目指し、誠心誠意尽くしてまいりますので、どうか本年も一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が皆さまにとりまして、より輝かしい実りのある飛躍の年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。