文字サイズ
自治体の皆さまへ

保健師だより

16/20

北海道利尻富士町

◆「便潜血検査」(検便)を受けたことがありますか?
大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんです。便が長い間貯留しているS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。大腸がんにかかる方は増加傾向にあり、女性における死亡数は第1位、男性は第2位となっています。

●なぜ大腸がんになるのでしょうか?
▽食生活の欧米化が大きな増加の要因です。
脂肪分や動物性たんぱく質の取り過ぎが増える一方、腸内の調子を調えるなどの役割がある食物繊維の摂取量が減少していることが影響しています。便が腸に長時間とどまり、それだけ腸内の粘膜に発がん物質などが接する時間も長くなってしまうからです。早期に発見することができれば完治の確率は高くなります。

▽「便潜血検査」意味はあるの?
便に潜む血液の有無を調べる検査、いわゆる検便を行います。
大腸がんの検査と言うと、大腸を直接診察する検査を思い浮かべるかもしれませんが、大腸がん検診では便を検査することでがんにかかっているかどうか調べることが出来ます。
大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着します。便潜血検査では便に血が混じっているかどうか調べ、目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。便潜血検査を受けることで、がん検診の中でも最も死亡率が下がることが証明されています。通常2日間分の便を採取します。食事制限の必要もない簡単な検査です。10月13、14日に予定している秋のすこやか健診で受けてみませんか?

問合せ:総合保健福祉センター

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU