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利尻富士町のリシリコンブを活用したブルーカーボン事業

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北海道利尻富士町

本町の主産品である利尻昆布がブルーカーボン生態系によるCO2吸収源の維持・拡大に貢献している可能性があることに着目し、気候変動緩和策のプロジェクトとして「利尻富士町のリシリコンブを活用したブルーカーボン事業~日本のだし文化を守る取組~」を行っております。
利尻漁業協同組合(鴛泊養殖部会)と町にて過去5か年の鴛泊地区で生産される養殖昆布のCO2吸収量について、Jブルークレジットの認証申請を行い、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)よりCO2吸収量37.8t-CO2の認証・発行を受けました。発行された37.8t-CO2のJブルークレジットについては地球環境問題やカーボンオフセット等に興味のある企業、日本の和食(だし)文化、利尻の昆布漁を応援していただける企業に対し公募への参加を呼び掛け、この度3件の事業者から購入していただきました。購入していただいた資金をCO2吸収源の維持・拡大、並びに日本のだし文化を守る本プロジェクトの継続のための活動資金として活用していく予定です。今後も継続してJブルークレジットへ申請する予定しており、Jブルークレジット購入企業との連携した取組も検討しております。

■Jブルークレジットの企業の活用事例
事務所の電力使用で排出されるCO2をオフセット
イベントの時に排出されるCO2をオフセット
Jブルクレジト付旅行商品としての販売
船舶航行に排出されるCO2をオフセット

・ブルーカーボンとは…海草藻場、塩性湿地といった海洋生態系によって隔離・貯留されたCO2由来の炭素のこと
・ジャパンブルーエコノミー…技術研究組合(JBE)~海洋植物によるブルーカーボンの定量的評価、技術開発及び資金メカニズムの導入等の試験研究を行うため、2020年7月に設立された国交省認可の技術研究組合。
・Jブルークレジット…JBEが独立した第三者委員会による審査・認証意見を経て発行し、管理する独自のクレジット。

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