■新年のご挨拶
利尻富士町長 田村祥三
新年明けましておめでとうございます。
輝かしい令和七年の初春を町民皆様とともに迎えましたことをお慶び申し上げます。また、日頃より町政全般にわたり皆様のご理解とご協力を戴いておりますことに感謝とお礼を申し上げます。
昨年を顧みますと、元旦に能登半島地震が発生し甚大な被害をもたらし、その後も全国各地で大雨や豪雨災害に見舞われました。被災された皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い復興を願います。幸いにも本町では自然災害の発生は無く安堵している所でありますが、引き続き防災対策に万全を期す所存であります。
基幹産業であります水産業では、天然コンブやうに、のな、なまこ等が不漁となるなど大変厳しい一年となりましたが、昨年秋からは近年と比較すると、海水温がかなり低く推移しているとのことから、資源の回復を期待している所であり、また観光業においては、今年の観光入込客数(上期)は一〇万三千六百人と昨年比六.三%の増と昨年に続き回復傾向にはありますが、旅行形態の変化などの影響もありコロナ前との比較では依然として八十五%程度の回復に留まっている状況であります。
今年は水産業・観光業はじめ全ての産業において、巳年の意味のように再生・復活、成長を遂げる一年であることを願っており、将来にわたって本町の力強い発展のため、豊かな地域資源である「山・森・水・花・海・湯・路」を活用しながら町民皆様と一緒に町政を進めて行かなければならないと考えております。
さて、本年五月二十九日に交通事故死ゼロ三千日を迎えます。八年以上もの間、交通事故死ゼロを継続できた事は、町民の皆様はじめ、各種事業所での安全管理の徹底と来町された皆様の安全意識の賜物であります。三千日はあくまでも通過点であり、今後も三千五百日、四千日と一日でも長く交通事故死ゼロが続くよう一丸となって取り組んで参ります。
改めまして本年は、町民皆様が健康でより一層幸多い良き年でありますよう心からお祈り申し上げますとともに、町政に対し変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げまして新年の挨拶といたします。
■新年のご挨拶
利尻富士町議会議長 飯田睦穂
町民の皆様、新年明けましておめでとうございます。
清らかな新春を迎え、良き年のお慶びを心から申し上げ、利尻富士町に繁栄をもたらす最良の年となりますよう願っております。また、皆様には、日頃より議会の活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜り、議員一同深く感謝申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、一月の能登半島地震、羽田空港での航空機衝突炎上事故に始まり、全国各地での台風などによる大雨や豪雨被害、闇バイトなどによる事件の多発、裏金問題が引き金となる衆議院選挙での与党の過半数割れなど、暗いニュースばかりだった一方、二十年ぶりとなる新紙幣の発行やパリオリンピックでの日本選手の大活躍、また、米国大リーグでの大谷選手の前人未到の50-50は、記憶に新しいところでありました。
世界情勢の不安定さによる燃料価格の高騰や補助金の打ち切りによる段階的値上げ等、相次ぐ物価上昇により生活必需品の購入は各家庭への負担が大きくなり、町民の皆様におかれましては、非常に困難な日常生活を強いられたことと存じます。
本年は、本町議会議員の選挙が行われることから、一昨年から「利尻富士町議会議員の定数等調査特別委員会」を設置し、全議員で議論をして参りました。議員定数は多様な民意を的確に反映するために必要な数を確保することが重要であり、議員数が少数化するほどに多様性や住民目線を失うことが危惧されることから、議員定数を現状の九名とするとの結論に達し、十二月会議において報告し、議決いたしたところです。
これから人口減少や少子高齢化は一層深刻度を増していく事から、議員一人ひとりが町民皆様の負託に応え、「住んでいて良かった」、「今後も住み続けたい」と心から思えるまちづくりのため、全力を傾注する所存でありますので、本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、新しい年が皆様にとりまして、希望に満ち溢れた素晴らしい年となりますようご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>