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自治体の皆さまへ

適正な血圧で認知症予防を

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北海道北広島市

高齢者の増加により、認知症と診断される方が増えてきています。認知症は、高血圧が影響するといわれています。
血圧を適正な数値に保ち、認知症予防を考えてみませんか。

◆市内の介護認定者の状況
令和3年度は、75歳以上の市民のうち、介護認定を受けている方は全体の約30.5%です。診療報酬明細書の傷病名によると、介護度が重い要介護3以上の方で最も多い診断名は認知症です。

診療報酬明細書の傷病名より

◆認知症と高血圧の関係
市内の75歳以上の方で認知症と診断されているのは1,409人で、うち8割の1,143人が介護認定を受けています。診療報酬明細書の傷病名によると、認知症の方がほかに診断を受けている病気としては、高血圧の割合が高くなっていました。
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、脳の血管が詰まりやすくなる動脈硬化の原因となります。高血圧は特に影響が大きく、脳梗塞や認知症を発症しやすくします。
早い段階から血圧を適正に管理することは、認知症予防につながるのです。

診療報酬明細書の傷病名より

◆あなたの血圧は脳に負担をかけていませんか
血圧は生活の中でいつも変化していますが、高くても低くても自覚症状は現れません。しかし、常に高い状態が続くと血管は硬くなり、動脈硬化を進行させることになります。
自分の血圧を朝晩、測定して記録してみましょう。
下の表は、家庭で測定した場合の脳の血管に負担をかけない血圧値です。値を超えている場合は、医師へ相談しましょう。

・家庭血圧の目標(成人)

日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2019より

◆介護予防担当者から
脳の血管は髪の毛くらいの細さです。上の血圧が120の方は、噴水が1m63cmの高さまで吹き上がる勢いで、心臓から脳まで血液を送っています。血圧が高いとさらに勢いが増し、脳の細い血管が傷つきやすくなります。脳の血管を守り、将来、認知症にならないためにも、適正な血圧管理を続けましょう。

約6カ月分の血圧数値を記録できる血圧記録手帳を保健センターや各出張所、団地住民センター、エルフィンパークで配布しています。ぜひ、活用してください。

問い合わせ:健康推進課
【電話】372-3311(内線1222)

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