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北海道北広島市

●雪梁舎フィレンツェ賞展で上位5作品の優秀賞を受賞
滝田 美絵(たきた・みえ)さん
星槎道都大学美術学部3年。
市内在住。
受賞作品の「黎明(れいめい)の語らい」は、10月24日(木)~30日(水)に東京都美術館で展示される。

◆将来は絵に携わりたい
◇2度目の挑戦で入選
新潟県雪梁舎美術館が主催する若手作家の登竜門の一つ「第26回雪梁舎フィレンツェ賞展」で、星槎道都大学美術学部3年の滝田美絵さんの作品が優秀賞を受賞した。
受賞作品「黎明の語らい」は男女の石こう像と、キジやカラスの剥製に囲まれた自身の姿を、F100号(縦約130cm、横約162cm)の大型キャンバスに描いたもの。製作期間はテーマ選びを含め7カ月間ほど。一番こだわった部分は石こうの質感を出すところだそうで、石こうの無機質さとキジやカラスの有機質さの対比を表現したかったと話す。今回は昨年に続き、2度目の挑戦。「作品の完成度は今まで描いた中で一番高い仕上がりだと思いました。結果が出るまでは自信が無かったので受賞したときはとてもうれしかったです」と当時の心境を振り返る。

◇本格的に絵を学びたい
小さい頃から絵を描くことが好きだった。特に油絵に挑戦したいと思ったきっかけは、日本の洋画家、鴨居玲さん。初めて彼の作品を見たとき、言葉にできない美しさに衝撃を受け、自分もこのような絵を描きたいと感じた。本格的に大学で絵の勉強をしたいと思い、幅広く学べそうな星槎道都大学を選んだ。
滝田さんが育った標津町では学校に美術部が無かったため、近くに住む画家に油絵を教えてもらい、受験に備えたそう。「大学では同じ道を志す人が周りにいて、刺激になるし成長し合える環境だと感じます」と楽しそうに話す。

◇絵は自分を表現するもの
卒業後は絵を描く仕事をしたいと話す滝田さん。「筆などを使い製作に没頭する時間や、作品が完成したときの達成感が楽しいです。絵は自分を表現するものなので、どんな形であっても絵に関わる仕事がしたいですね。」と目を輝かせる。今回の受賞を受け、大学の先輩から次はフィレンツェ大賞だねと声を掛けてもらえたので頑張らないとと意気込む。
これからも、努力を惜しまず夢を追い掛けてほしい。

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