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[特集]一緒に考えてみませんか 路線バスの未来のこと

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北海道北広島市

最近、路線バスの廃止や縮小のニュースが多くなった気がしませんか。市内でも路線バスの利用者の減少により路線を維持することが難しくなってきています。
私たちの日常の移動を支える路線バスの未来について、一緒に考えてみませんか。

◆公共交通の現在
路線バスの利用者は、年々減少しています。北海道中央バス(株)が運行するさんぽまち・東部線をみると、令和3年度の利用者は31万8千人と、10年前と比較して25万人も減少しています。令和5年に、さんぽまち・東部線の路線再編を行いましたが、現在もコロナ前の水準までは回復していません。
利用者の減少に伴い、収支も悪化しています。さんぽまち・東部線では、3648万円(令和3年度)の赤字です。石狩・空知地方全体でみても路線バスは、運行に必要な経費に対する収入が、43・9%(令和3年度)しかなく赤字が続いています。
少子高齢化の影響により、運転手の成り手不足と高齢化も進んでいます。

・さんぽまち・東部線利用者数

◆持続可能な地域公共交通に向けて
路線バスは、子どもや自動車運転免許証を持たない人にとって、重要な移動手段です。特に、自動車運転免許証を返納する高齢者の増加も見込まれるなかで、ますます重要になっていくものと考えられます。
バスに乗ることは、環境面で利点があります。輸送量当たりの二酸化炭素排出量をみると、バスは自家用車の約40%と言われており地球環境に優しい乗り物です。
高齢になり自動車の運転が出来なくなったとき、利用しやすい公共交通が整備されている。そんな未来をつくるため、無理のない範囲でバスを利用してみませんか。一人一人の行動が、公共交通の維持につながります。

◆市も取り組んでいます
・さんぽまち・東部線の運行経費の支援
・自動車運転免許証を返納した65歳以上の高齢者に対しバスなどの利用助成(1人1回限り2万円分)

◆公共交通機関での外出を楽しみませんか
◇スマートフォンで簡単に経路を検索できます
「バスで行けるのかな」「時刻表が分からない」など、そんな時は、スマートフォンで簡単に調べることができます。
「Googleマップ」などの地図アプリで、出発地と目的地を入力すると、バス停までの経路や運賃が一目で分かります。ぜひ利用してみてください。

◆北海道日本ハムファイターズの試合にはさんぽまち・東部線が便利です
北広島団地からエスコンフィールドHOKKAIDOまで、バス1本で行くこともできます。「Fビレッジ入口・総合体育館前」のバス停から徒歩5分ほどで到着します。ぜひ、利用してみてください。

問い合わせ・企画課
【電話】372-3311(内線3606)

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