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きたひろしま開基140周年

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北海道北広島市

今年は広島県人和田郁次郎ら先人が入植した明治17年から140年の節目の年になります。一村形成を目的に札幌郡月寒村の輪厚川沿いを開墾地と定め、北広島の礎を築きました。
*開拓記念公園…昭和59年に開基100年を記念して造成

和田郁次郎は弘化4年、旧広島藩安芸国沼田郡段原村(現在の広島市南区段原地区)に住む山田嘉津平の三男として出生。後に和田家を継ぎ、名を郁次郎と改めました。
明治15年、郁次郎は北海道開拓を志し、適地を求め北海道に渡りました。道内各地を探索して札幌郡内に良好な原野を見つけました。いったん広島へ戻った郁次郎は、翌16年6月、谷川杢左エ門らを伴い、わずか6人で原野に入地します。広島県人の団体移住に備えて小屋を造り、種もみや種イモを入手。札幌本道(現在の国道36号)に至る道路の整地など、骨身を惜しまず準備を行いました。このとき開墾した田畑は16町歩(約16)に及ぶといわれます。
同17年、広島県から25戸103人が団体移住しました。この年は未曽有の冷害による大凶作となり、冬を越すのも困難を極めました。郁次郎らはこの危機を乗り切ろうと、国の樹木を払い下げてもらい、製材の仕事などで冬を乗り切りました。翌年、郁次郎は人々を励ましながら田畑を開き、ようやく最初の収穫を得ました。移住者たちの命がけの努力と苦労の末に、北広島の歴史は始まりました。
北広島の開拓に尽くした多くの人々の高い志は、現在に受け継がれています。

・年表
明治17年:広島県人25戸103人が開拓の鍬(くわ)を入れる
明治27年:広島村が誕生
昭和43年:広島町が誕生
昭和45年:北広島団地の造成開始
昭和61年:総合体育館が開館
平成8年:北広島市が誕生
平成10年:芸術文化ホール・図書館が開館
平成16年:エルフィンロードが開通
平成29年:市役所新庁舎が開庁
令和5年:北海道ボールパークFビレッジが開業

◆記念協賛事業の募集
市では、広島県人が入植してから140年の節目の年を市民の皆さんと祝うため、各種団体が自主的に行う事業を協賛事業と位置付け支援します。
対象事業:
・市内での開催
・公益性を有する
・多くの市民の参加が期待できる(参加者がおおむね100人以上)
・市のイメージアップが期待できる(全道規模以上の大会など)
・令和7年3月31日までに開催される など
*一団体一事業までとし、採択の場合は、開催要領やプログラムなどに「きたひろ140年記念協賛事業」と明記が必要です。
*事業終了後、実績報告書の提出が必要です。
支援内容:記念カップの提供(2万2千円以内)
申込み:6月28日までに申請書・事業計画書・事業予算書を持ち、総務課
*申請書は申込先にあります。市ホームページから印刷もできます。

問い合わせ:総務課
【電話】372-3311(内線3313)

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