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[10月から始まります]北広島市パートナーシップ宣誓制度(1)

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北海道北広島市

市では一人一人が互いの人権を尊重し、性の多様性を認め合い、誰もが自分らしく生きることができる社会の実現を目指し、パートナーシップ宣誓制度を導入します。

●北広島市パートナーシップ宣誓制度とは
一方または双方が性的マイノリティ(LGBTQなど性的少数者)である2人が、互いを人生のパートナーとして、日常生活において協力し合う関係であることを宣誓し、市が両者に対して、パートナーシップ宣誓書受領証と宣誓書受領証カードを交付する制度です。

●宣誓できる方
一方または双方が性的マイノリティで、次の全てに当てはまる方が対象です。
・成年に達している(18歳以上)
・一方または双方が北広島市民である(転入予定を含む)
・配偶者がいない、他の方とパートナーシップの関係にない
・互いに近親者でない

●必要な書類
・住民票の写しなど現住所が確認できる書類
・戸籍抄本など婚姻していないことが確認できる書類
・本人確認書類(マイナンバーカード、パスポート、運転免許証など)

●手続き
(1)事前予約(9月17日受け付け開始)
宣誓する日時を決め、宣誓の5開庁日前までに市に事前予約をする。
(2)パートナーシップ宣誓
予約した日時に必要書類を持ち、二人で市役所に来庁。必要書類を確認後、市職員が立ち合い、パートナーシップ宣誓書に署名して提出する。
*個室での対応も可能です。事前予約の際に相談してください。
(3)宣誓書受領証などの交付
宣誓書受領証と宣誓書の写しは即日交付します。宣誓書受領証カードは1週間後を目途に交付します。
*転入予定の場合は転入後に交付します。
*届け出により同居している未成年の子の氏名を受領証などに記載することができます。希望する場合は、事前予約の際に申し出てください。

◆カミングアウトとアウティング
本人が自分の意思で性のあり方を他人に公表することを「カミングアウト」と言います。カミングアウトを受けたときは、自分を信頼し、勇気を持って打ち明けてくれたことをよく考え、相手の思いを受け止めましょう。
一方、性のあり方について本人が公表していない場合、本人の意思に反して第三者に伝えてしまうことを「アウティング」と言います。相手を深く傷付け、安心した生活や居場所を奪うことにもなる重大な人権侵害のため、絶対にしてはいけません。
いずれの場合も、どの範囲までその情報を知らせていいか、または誰にも知らせたくないのか、本人の意向を十分に確認する必要があります。

◆令和5年度市の取り組み にじいろトーク「多様な性」について知ろう
~誰もが生きやすい社会に向けて~
一般社団法人にじいろほっかいどうから理事長の国見亮佑さんと事務局長の真田陽さんを招き、多様な性についての基調講演とトークセッションをしていただきました。

◇トークの内容(一部抜粋)
・「同性パートナーと安心して一緒に暮らすことができる社会」や「自分の望む性別で生きていける社会」のように、全ての人々が自分の生き方を選び、生き生きと暮らせる社会になるといい。

・SNSを中心にトランスジェンダーへの差別を目にするが、当事者が普段どのように生活しているか、周りからの目に怯えて生きていること、自認する性別に合わせるためにどれだけの苦労があるのか、そういったリアルな生活を「知らない」から、イメージで差別につながるのかなと思う。LGBTQの人たちは、すでに皆さんと共に生活している。「知ろう」としてくれたらうれしい。

・「女の子なんだから」「男の子なのに」といった言葉は、トランスジェンダーが言われて辛いのはもちろん、そうではない人にも、その人の生き方や考えを狭めるものになりうる。女性らしさ男性らしさを人に強要することがなくなっていったらいい。

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