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議会だより No.401 議会広報委員会(2)

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北海道北竜町

■一般質問
9月11日に開会された第3回定例会では、7名の議員から9件の一般質問がありました。

◆寺垣議員 北竜町立共同墓設置の可能性について
▽寺垣議員
お墓の管理や遺骨の引き取り手が困難な事例が増加している。当町においても「墓終い」をする方が増える傾向に思われるが、町立の共同墓の設置の予定があるか。

▽佐々木町長
近年、「改葬」や「墓じまい」などが増えてきている。当町でも墓地を管理する方が亡くなられた時には、墓地使用者の変更や改葬手続きをお願いしている。
町では、共同墓のニーズについて調査は行っていないが、現在、共同墓の需要が顕在化している状況ではないと考えている。共同墓の建設には多額の費用を要し、維持管理費も発生する事から現時点での共同墓を新設する予定はないが、町民の皆様のご意向をお聞きしながら整備について検討する。

▽細川住民課長
北空知においては、深川市が平成18年度に新設されており、沼田町については令和7年4月に開設予定となっている。ともに市内町内の墓にご遺骨が入っている方が対象である。妹背牛町、秩父別町については今のところ整備をする予定はない。

▽寺垣議員
コロナ禍の影響で墓参りがしにくい時期があったことや、お骨を埋葬する方法の選択肢が増えたこともあり、昨今の「墓じまい」が増加傾向にある。
2年前の全国の改葬事例で、北海道が12,243件と一番多く、現在では更に増加しているものと予想するところである。
町営の共同墓にする場合はあくまで町民や町内にお墓がある方が対象だと思うが、意識の変化にともない「改葬」や「共同墓」についてアンケート調査を行ってみることを提案する。
お墓の維持管理やお骨の継承については、民法で祭祀主宰者に指定された者が先祖の祭祀を主宰すべきものとなっているとの事だが、あくまで、話し合いの上で維持管理を行うもので法的な拘束力がある訳ではなく、故人の遺言が唯一、法的拘束力があるとのこと。また、他に自然葬、散骨と言う選択肢を含めて、民間の方に北竜町の霊園の中で共同墓を設置してもらう方法もあるのではないか。例えば「ひまわり葬」と言うようなかたちで、町内外からもご遺骨を受け入れする考え方もあるのではないか。

▽佐々木町長
アンケート調査を実施する方向で協議している。また、8名の議員の皆さんにもそれぞれ地域に入って頂き、住民の声を集めてお知らせ頂くことを願いたい。
ご指摘のように、民法に委ねられている部分や遺言が優先する事も承知している。また、民間に委託する方法についても今後検討する。
その中で「ひまわり葬」というご提案をいただき、北竜町ならではの素晴らしい風景と歴史を町外の方々に知らせる部分において興味深く思っている。

◆林議員 町民に対する行政情報の提供方法について
▽林議員
現在、防災行政無線が活用され町民の皆さんに適時行政情報等の提供が行われているが、無線放送提供時に町内に居らず情報を聞くことが出来ない時や無線放送が聞き取れず情報が伝わらない事があるという話を耳にしている。
メールやラインを活用すれば聞き逃した情報を文字データで確認できるうえに、災害時にも情報の聞き逃しが減少し不安にならず行動する事が可能になり、より一層の町民サービスの向上に繋がると考える。
北竜町での導入は検討されているのか理事者の考えを伺いたい。

▽佐々木町長
防災行政無線は緊急時の情報伝達方法としては有効で必要であると考えているが、ご指摘のとおり就業体系や生活行動により聞きそびれる事もあり、日々細かな情報伝達方法としては十分ではないことも認識している。
来年度予定している戦略的プロモーション事業においても町ホームページやSNSを含めた情報発信が重要であると考えており、LINE等の活用も含め必要な情報が適時発信出来る体制構築を今後検討する。

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