町民の皆さんとの情報共有を促進し、町政に対する理解と信頼をより深めてもらうことで協働のまちづくりを推進するため、令和7年度から予算編成方針を公表します。
■予算編成方針とは?
予算編成方針は、翌年度の予算をつくる上で、基本的な方針や編成にあたっての留意点などを示したものです。
■令和7年度予算がつくられるまでの流れ
(1)町長が予算編成方針を通知 10月中旬
(2)担当部署が予算要求書を提出 11月下旬
(3)予算査定 12月中旬~1月中旬
町長と副町長による予算査定を行い、予算の要求内容を精査し、予算の原案をつくります。
(4)最終審査 1月下旬
予算原案を審査し、最終的な予算案を決定します。
(5)予算案を議会に提案・審議・議決 2月中旬~3月中旬
町長が議会に予算案を提出し、議会の審議・議決を経て予算が成立します。
■令和7年度予算編成方針のポイント
◇予算編成の基本的な考え方
(1)北竜町総合計画の第2期実施計画の効率的・効果的な推進
(2)持続可能な行財政基盤の構築
◇重点事項について
(1)人材確保対策の強化
人材不足の原因分析や課題の整理、職場環境の改善を進めるとともに、職場の魅力発信や求人媒体の活用など、多様な人材確保に向けた取組を強化すること。
(2)人材育成の推進
職員の適性を踏まえつつ、長期的な視野に立った人事配置・職務付与や研修を実施する体制を構築し、「職員研修」「人事評価制度」「職場環境」を有機的に連携させ、改革力のある職員の育成を図ること。
(3)新たな人事評価制度の構築と能力及び実績に基づく人事管理の推進
人事評価については、令和8年度からの本格的な運用を見据え、システム化による効率的な運用について検討するとともに、能力・実績に基づく人事管理を行うため、人事評価の結果を任免や給与へ活用するための仕組みを構築するとともに、適正かつ公正な評価基準を整備すること。
(4)自治体DX・行政デジタル化の推進
住民サービスの向上や働き方改革の推進、効率的・効果的な行財政運営を目指すため、各分野における行政手続きのデジタル化等の活用について、積極的に検討すること。特に、「LINEを活用した情報発信プラットフォームの構築」や「AI・予約システムなどICTを活用したオンデマンド交通」に関する施策に重点的な予算措置を講じる。
(5)防災体制の構築
庁内における防災体制の強化や関係機関との連携強化を図るため、「地域防災マネージャー制度」を活用し、外部人材の確保・職員の育成を推進すること。また、非常用発電設備の整備など災害時の防災体制の強化を図ること。
(6)まちの魅力発掘・新たな魅力創造による戦略的プロモーションの推進
まちづくりプロジェクトの意見等を踏まえ、「ホームページのリニューアル」と「LINEを活用した情報発信プラットフォームの構築」を一体的に実施するとともに、多様なメディア活用など戦略的な情報発信により北竜町の魅力を発信し、全国的な関係・交流人口の創出拡大を図ること。
(7)地方創生と戦略的プロモーションの一体的な推進と展開
地方創生と戦略的プロモーションを一体的に推進し、「移住定住を増やす」「まちの人口を維持する」ための具体的施策・事業について予算を計上するとともに、子どもから高齢者まで町民皆がまちづくりに関わる仕組づくりや持続可能なまちづくり推進体制を構築すること。
(8)コンパクト・プラス・ネットワーク(コンパクトタウン×地域公共交通)の推進
北竜町における地域公共交通の将来ビジョンとして、「コンパクト・プラス・ネットワーク(コンパクトタウンと地域公共交通の連動)」により、「まちづくりと地域公共交通との連携」や「持続可能な多極連携型のまちづくり」を目指し、新たな「北竜振興公社地域公共交通部門(仮称)」による運行を想定し、利便性向上や将来に向けた持続可能性や効率性に配慮し、より良い公共交通体系を構築すること。
(9)北竜振興公社の経営改善と民間活力の向上
戦略的なプロモーションなど情報発信の強化による誘客促進や営業活動の強化、地域公共交通部門の新たな創設などを一体的に推進し、営業収益の向上など経営改善に全力で取り組むとともに、町と振興公社において連絡調整等を十分に行い、あらゆる観点から対策を講じること。
(10)ふるさと納税と企業版ふるさと納税×産業・企業創出の一体的な推進
北竜町の魅力を広く発信し、北竜町が目指すまちづくりビジョンや施策を企業にPRすることで、企業版ふるさと納税の確保と新たな産業及び企業の創出を一体的に推進すること。
(11)高齢者施策の推進
「独居高齢者対策」として高齢者個別支援の強化、「高齢者の地域の居場所の確保・充実」など子どもから高齢者の包括的支援として重層的支援体制整備事業の令和7年度からの本格的な運用開始に向け適切な予算を計上すること。
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