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自治体の皆さまへ

議会だより No.392 議会広報委員会(2)

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北海道北竜町

■佐藤議員
ひまわりの里基本計画の見直しの検討案(11月27日説明)について
◇佐藤議員
11月27日の全員協議会において「ひまわりの里活性化協議会」での検討図案の説明について、太鼓や吹奏楽を演奏する広場の後方に新たに展望台や総合観光施設を設け、「世界のひまわり」の場所を町営野球場の横に移動する図案になっていたが、その場合観光客の流動に懸念があるのではないか。
全員協議会においては、「世界のひまわり」の過去の経過を踏まえての検討が必要ではないか。
「世界のひまわり」の場所を現存させながら、その縁周りを使っての散策路等の整備をする方向性もあるのではないかと思うが、理事者の考えをお伺いしたい。

◇佐野町長
全員協議会では、ひまわりの里基本計画を基に活性化委員会での協議内容や配置案等を説明させていただき、その中で、ひとつの例としてレイアウトの図を1枚だけ添付をした。それ以外にも多数のレイアウト案があり、既に決定したものではなく、ひまわり活性化委員会等で意見を頂戴しながら検討を進めている。
今後においては来年10月を目途に財源確保を含めたハード・ソフトを合わせて基本計画を見直し、公共施設等配置計画や北竜町総合計画等の調整が必要であると思っている。
道路や施設の配置、圃場の土質、場所の移転により発生する人流の変化も鑑み、様々のご意見を頂戴する中で鋭意協議して計画の見直しを進めて参りたい。

◇佐藤議員
ひまわりの里の検討案が多数示されているが、実施段階において、例えば一期二期三期等の整備計画を整理しながら示していただきたい。

◇佐野町長
令和6年の10月を目処におおよその見直し計画案をまとめ、その中で年次計画等を示したいと思っている。

■佐藤議員
永楽園介護職員確保について
◇佐藤議員
永楽園では、介護職員の不足により入所者の定員数を満たしていない。職員確保のため、地域おこし協力隊「学び隊」の公募をお願いしたい。
例えば栗山町立北海道福祉専門学校や東川町の旭川福祉専門学校において資格を取得し、卒業後に永楽園に就職する制度の創設をしてはどうか。

◇佐野町長
永楽園も慢性的な介護職員不足である。平成28年より介護福祉就学資金貸付制度を制定しているが、活用する方がいない。
東川町においては町内に居住し町内の学校で学び東川町に就職しなければならない。本町において同様の仕組みを制定するのは難しい。栗山町においても授業料軽減措置があるが、入学生がいない。何れにしても多角的に検討していきたい。

◇東海林園長
東川町は本年から始まった制度である。地域おこし協力隊の場合は居住と就職が必要であるとのことである。外国人留学生支援やふるさと納税の活用もある。
栗山町の自治体包括連携は学校と自治体が締結を結んで、学生の確保、介護職員の確保など助け合うことであるが、入学する人材がいない。いかに対象者を発掘するかが課題である。
永楽園では小学生を招いて交流事業を行い、介護職の発掘を増やしていく取り組みもしている。
3年に一度の介護報酬改定により、介護職員専門職の割合によって介護報酬が変わってくる心配がある。

◇佐藤議員
今後も介護職員の確保について努力をいただきたい。

■寺垣議員
特別養護老人ホーム永楽園の今後の見通しについて
◇寺垣議員
10月17日総務産業常任委員会の行政視察にて特別養護老人ホーム永楽園の施設を視察させていただいた。
全体的に経年劣化による老朽化が進んでおり、入居者の生活に直接関わる場所も多く見受けられ、早急な修繕の必要性を強く感じた。永楽園の運営について大変であると常々お聞きしているが、今後の見通しと将来的な展望について理事者に伺いたい。

◇佐野町長
永楽園は入居者の方々の日常生活の場であるため、軽微な補修は極力経費をかけず職員が対応し、業者発注が必要な場合の修繕箇所については予算計上にて対応している。
昭和61年に着工、完成して37年の年月が経過し、また、増築した短期入所等及び新館についても平成13年完成から25年が経過しており、施設の経年劣化は否めない状況にあり、修繕必要箇所の洗い出し、優先順位付けを行いながら対応している。
介護職員不足分も合わせて専門家も入り、職員によるプロジェクトを作り職員から「永楽園はここがこうです。」「ここが改修必要です」等、提案をしていただいている。
また特老会計は、介護職員不足から入所人員の抑制による収支悪化により、近年、一般会計からの繰入金が増大している。
昨年度から経営改善支援業務を有限監査法人トーマツに委託し、短期的及び中長期的な業務改善及び今後の施設の展望についても様々な視点から調査検討を行っている。
当施設は現在本町の介護保健事業の中枢を担っており、永楽園の将来の在り方は、本町の高齢者施策にも大きな影響を及ぼすものと思う。本町の貴重な雇用の場でもあるため慎重に決断し修繕補修箇所を改善していかなければならないと認識しているのでご理解願いたい。

◇寺垣議員
施設が40年近く経つとのことで、例えば南側に面している部屋の木の棚の塗装が剝がれ落ちていたり、ちょっとした物入れの取手が取れている等、随所に経年劣化による棄損や破損が見受けられ、早急な補修が出来ないものかと議員の一人として痛感した。
9月の定例会時に質問したが、人口減少、人口動態も考えながら、現在定員80名で70名の入居者と聞いているが、定員80名が本当に適正なのかを考えながら、これからの運営と将来的な展望に期していただきたい。

◇佐野町長
公共施設の再配置計画の中には直接永楽園は入っていない。今後どうすべきかしっかりと年次を決めて考えていきたい。
人口減少とともに、高齢者の数も減少傾向であり入所者が中々いないが積極的に健全な運営ができるよう努力してまいりたい。

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