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自治体の皆さまへ

議会だより No.395 議会広報委員会(3)

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北海道北竜町

◆澤田議員
北竜町の有害鳥獣駆除対策について

◇澤田議員
鹿による農作物被害が年々増加、熊の人里への出没が地域を問わず著しい。本町においても昨年は四季を通して熊の出没があった。本町の有害鳥獣駆除対策について、ハンターの数は即応できる体制になっていない。
ロシアのウクライナ侵攻や国際的物流の停滞から、実包、火薬、雷管の入手が厳しく、価格も高騰し続けており、従来の町の鹿駆除報償費では不十分であり、熊の駆除に至っては明確な報償制度等が設けられていない。新規ハンターの狩猟免許の取得も時間がかる上実働となるまでさらに訓練が必要である。
駆除制度は当初に比較すると現状は大きく変化している。鹿の駆除報奨費、使用実包の代金清算、熊にかかる駆除の報償費制度の検討、専門の地域おこし協力隊の導入が喫緊の課題と感じる。若い人が意欲を持てるよう、制度に対し積極的に取り組んで貰いたいが、町としての考えを伺いたい。

◇佐々木町長
今までの有害鳥獣駆除対策では、熊の駆除出動について明確化されていなかった。令和5年秋より駆除等にかかる出動は1時間あたり3、000円の報酬、弾代は時価金額、箱罠等で熊の対応出役にかかった金額について北竜町鳥獣被害防止対策協議会へ支援することにした。令和6年度には熊用箱罠購入について補助申請を予定。有害鳥獣駆除担い手として地域おこし協力隊も引き続き募集を行う。

◇澤田議員
5年前、島牧村で熊が民家のある地域に出没した件だが、警察に発砲許可を願うが、夜間発砲は鳥獣保護法の観点から違反事案である。
振興局に許可を求めるが「警察に発砲許可をもらえば良い」と、徒労だけがかかり駆除が出来ないことがあった。警察と振興局との両者間に町が関わり、こういった事態に即応できるよう努力していただけないか。
さらに職員にあっても処理に際する心労負担は少なくはないと想像するが、それに対して特殊勤務手当は設けているのか。

◇南波総務課長
有害鳥獣に関して特殊勤務手当については条例項目が削除されているため、時間外超勤手当で対応している。

◇佐々木町長
他町村の事例も参考にさらなる安全対策に取り組んでいく。

■議員コラム
昨年12月に一大決心をし、今年1月より北竜町議会議員となり、新たな日々をスタートしました。
緊張の中、初の議会定例会、自分だけの意見ではなく、町民皆様の声を聞き届けられたらと、私に出来る事があり、少しでも役に立てればという思いですので、気軽に声をかけていただきご意見をいただきたいと思います。
脳は筋肉と同じで何歳からでも鍛えられるそうなので、色々と勉強し北竜町のまちづくりに役立てられるよう日々精進してまいります。
春に入学・進学・就職された皆様方も新たな日々を緊張と共に過ごし、少しは慣れてきているのではないでしょうか。
失敗を恐れずに色々と経験し、前に進んで行きましょう。
(林 佳子)

■議員の賛否の公表(北竜町議会では予算議会における議員の賛否を公表することとしています)

※地方自治法第117条の規定により退室


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