■行政視察
▽北竜町議会行政視察
7月3日、むかわ町役場を訪問し、共同墓の設置の経緯や現状について視察を行った。設置の経緯は、現むかわ町長二期目の公約であったこと。また、各町内会や老人会より要望あってのもの。北海道胆振東部地震による墓石崩壊の被害の影響も設置に繋がった。
折りしも、昨今の「墓じまい」の風潮も相まって胆振地域の各市町でも設置が進んでいるようだ。利用者は予想よりは少なめに推移しているとのことだが、人口減による遺骨の後見人の減少が進むなか、今後、利用者の増加に転じていくものと話されていた。
次に、鹿肉処理場『むかわのジビエ』を視察。旧ハム加工場の物件を改装して2015年から開業。野生鳥獣被害が増加する中「ハンターによる食肉処理業」として、廃棄を避けて極上の食肉・ペットフード・皮革等を提供している。駆除と狩猟の葛藤を乗り越えてアニマルウェルフェル(動物福祉)を柱に、命を尊重し動物のストレスを出来る限り少なくするよう務めていて、需要の増加も見込まれる中ふるさと納税の返礼品としても3年目の参加。一人で全ての業務をこなす現状なので、良い働きを継続するために積極的な町の協力が必要と感じた。
(寺垣信晃/尾﨑圭子)
■研修会
▽北海道町村議会議員研修会
7月2日、北海道町村議会議員研修会が札幌市において開催され、気象予報士の森朗氏より「札幌が東京より暑くなる!?~加速する気候変動」と題して講演を頂いた。2023年の北海道の年平均気温は統計開始以降、最も高い値だった。
木のCO2吸収は若い木は多いが、古くなると少なくなる。木を育て伐採し、森林の維持管理は大切だと感じ、これからを考えさせられた貴重な講演だった。
第二部は、「人口減少と市町村の重要性、民主主義について自省を含めての所感」と題し、元衆議院議長の大島理森氏より講演を頂いた。世界と日本の30数年間を振り返りながら、地方議員と国会議員には大きな責任があり、地方議員の皆様には、住民の声を行政に反映させる様努力して頂きたいと話された。
(林佳子/木村和雄)
▽空知町村議会議員研修会
7月10日、上砂川町町民センターにおいて空知町村議会議員研修会が開催され「地方議会におけるEBPMの推進について、e-Statを使って我が国経済・社会をみる」と題して、総務省統計局統計利用推進研究官の長藤洋明氏の講演を聴講した。
EBPMとは、政策目的と政策手段の繋がりをデータなど活用し根拠を求め政策の枠組みを明確にする取組の事で、政府統計のポータルサイト(e-Stat)を活用した例題を基に講演頂いた。
2050年の北竜町人口構造変化などの説明もあり、人口・経済・行動特徴データの活用した予測など、興味深い内容で大変為になった講演だった。
研修会後、歌志内市において中・北空知廃棄物処理広域連合(可燃ゴミ回収処理施設)を視察した。処理能力は1日85トン、燃焼した排熱を利用し発電した電気は施設内で利用、余剰電力は売電、歌志内地区の使用を賄えると伺った。
安全でクリーンなシステム化された施設によって維持運営がされている。ゴミの分別には今後とも十分注意して運営に協力して頂きたいと話された。(沖野学/木村和雄)
▽北空知議会議長連絡協議会研修会
7月26日、北空知議会議長連絡協議会議員研修会が秩父別温泉ちっぷゆうandゆにおいて開催され、北翔大学大学院
生涯学習学研究科教授千里政文氏より「これからの地域防災」と題して講演された。空き段ボール箱を利用したベッドの作り方や間仕切りの作り方、地域との連携を深めた防災活動等の講話をいただいた。
地域防災の在り方について、事前に協力出来る仕組みを考えておく事の大切さを教えていただいた。
(木村和雄)
■活動報告
▽8月
5~7日…空知町村議会議長会中央要望
7~9日…北空知議会議長連絡協議会中央要望
10日…三谷金毘羅宮例大祭
12日…THE太鼓まつりin北竜2024
16日…北竜盆踊り大会
18日…第60回北商ロードレース大会
19~22日…決算審査(監査委員)
20日…令和6年度北竜町戦没者追悼式
21日…例月出納検査(監査委員)
28日…新篠津村議会視察受入
29日…議会会議システムデモ、全員協議会
■活動予定
▽9月
4日…北竜町敬老会、議会運営委員会
11~13日…第3回北竜町議会定例会
未定…例月出納検査
■定例会を傍聴しませんか
第3回定例会(会期9月11日~13日)
■新たな北海道総合計画を策定しました!
北海道庁では、北海道の更なる発展に向け、道民の皆様や様々な関係者の方々と共に行動していくため、新たな総合計画を策定しました。計画の内容を分かりやすくお伝えする出前講座も行っていますので、詳しくはホームページをご覧ください。
[北海道総合計画ホームページ]https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sks/188026.html
問い合わせ先:北海道庁計画推進課
【電話】011-204-5630
■議員コラム
9年ぶりに議会に復帰しました。
私は、目的無く議会には出ません。
私が町にとって必要と思うこと、考える事を実現するために一般質問や質疑を通して町に求め、議会活動を通して町の行財政に関わってまいります。
議会と町の役割について、明確でなければならないと思います。
町長と議員は「車の両輪」と言われます。なぜかと云うと立場も責務も「個」だからです。それぞれの立ち位置でまちづくりに関わるものなのです。上下の関係ではありません。
今は「車の両輪」ではなく「アクセル」と「ブレーキ」とも言われます。基本的な理念を失わずに活動したいものと思っています。
議会活動については「何をやっているのかわからない」と言う声も聞きますが、議会としてお知らせするのは主に広報です。その他は地元町内会の新年会とか地神祭などでの報告ですが、料理を前に長々と喋るのもヤボなので、大まかに言って後は懇親の中で聞かれた事に答える形でしょう。そういう場面に出ない議員は、自分なりに考えるしかありません。ですので、議会の定例会は、是非にも傍聴してほしいと思います。広報では個々の議員がどのように発言しているのか詳しくはわかりません。議場に来て頂くだけでも議員も町長含め幹部職員も緊張感をもってやり取りできるものなのです。
議員もヘタなことを言えないので、資質も高まると思います。
(澤田正人)
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