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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です

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北海道占冠村

皆さんが健康で元気に過ごすための役立つ情報をお届けします

■子宮頸がんを予防しましょう!
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)が引き起こす女性特有のがんです。主に性交渉からHPVに感染し、そのまま居座られると細胞が異常な形に変形しがんになってしまいます。
日本では、毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人が命を落としています。子宮頸がんは、20歳代から増え始め、若い世代の女性のがんの中で多くを占めています。30歳代までにがん治療で子宮を失ってしまう人(妊娠できなくなってしまう人)も、1年間に約1,000人います。HPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防できると期待されています。

■9価HPVワクチンの定期接種が始まります
令和5年4月から9価HPVワクチン(シルガード9)が接種が開始されます。9価HPVワクチンは、15歳未満の方は合計2回、15歳以上の方は合計3回の接種となります。
HPVにはいくつかの種類(型)がありますが、9価HPVワクチンはこのうち9種類のHPVの感染を防ぎ、子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種のHPV(16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型)の感染を予防することができます。
このワクチンの副反応は、接種後に疼痛(痛み)が50%、腫脹(腫れ)、紅斑(赤み)等が10~50%未満に現れる可能性があると言われています。極めてまれですが、予防接種後に健康被害が生じた場合は、申請し認定されると法律に基づく救済の給付が受けられます。
対象者:小学校6年から高校1年相当の女性
※HPVワクチンの接種の機会を逃した「平成9年度生まれから平成18年度生まれの女性」も公費での接種が可能です。

■子宮頸がん検診を受けましょう
子宮頸がんで苦しまないために、HPVワクチンの他にも子宮頸がん検診があります。HPVワクチンは全ての高リスク型HPVの感染を防げるわけではありません。定期的に検診を受けることが大切です。検診を受けることで、がんになる過程の異常やごく早期のがんを発見し、医師と相談しながら、経過観察をしたり、負担の少ない治療につなげることができます。
特に、20~30歳代での発症を予防するためには、20歳以上の女性は2年に1回の頻度で子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。一般的に、子宮頸部の細胞を採取して、細胞に何らかの異常がないか検査する「子宮頸部細胞診」が行われています。また、併せて行う「子宮超音波検査(エコー)」は、子宮の全体や卵巣の様子、大きさを見る検査です。子宮筋腫や卵巣がん、子宮内膜症などの発見を目的に行います。

▽占冠村で検診(集団検診)を受ける方
日時:令和5年5月25日(木)8:30~14:30
場所:占冠村コミュニティプラザ
内容:子宮頸がん検診・子宮超音波検査
申込先:役場住民課保健予防担当
※ウェブでの申し込み受け付けは終了しましたので、お電話にてご連絡ください。

▽個別検診を希望する方
北海道がん検診センター(旭川・札幌)で受けることができます。併せて、胃・大腸・肺がん検診を受けることが可能です。また、国民健康保険被保険者の方は、特定健診を受けることもできます。
ご希望の方は、役場住民課保健予防担当までお問い合わせください。

問合せ:住民課保健予防担当
【電話】56-2122

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