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自治体の皆さまへ

野生動物対策の状況

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北海道占冠村

■エゾシカ
村の有害鳥獣駆除は3月に29頭を加え、令和4年度の合計は465頭(下図)となりました。5~6月が例年より少なかった一方、7月や9月は多く、他の月はほぼ前年並みで、合計数は前年から微増でした。事故なく堅調な捕獲を実施できたのは、13人の従事者をはじめ、村民の皆さまのご理解とご協力のおかげです。
駆除、狩猟合わせ500頭を超えましたが、依然として村内の生息密度、農業被害は高い水準とみられ、捕獲が足りていない状況です。引き続き捕獲の推進に努めてまいります。

■ヒグマ
4月半ば現在、特に気にかかる事象は見られていません。目撃は少ないのですが、どこの山でも探せば痕跡があるような様子であり、日常的な心構えが大切です。新しい情報は広報紙の折り込み資料や村ホームページ等でお知らせしてまいります。

■猟区の入猟対応について
昨年10月に始まった令和4年度猟期のガイド付きシカ猟は、事故や違反なく4月15日で終了しました。当期は30回、日数にして44日間実施し、43人が利用され計56頭を捕獲しました。
利用者からは、村や村内事業者へ合計約400万円(推計含む)が支払われました。小さな経済規模ですが、仮に猟区外の狩猟なら地域収入はなく、駆除では逆に、同じ頭数に対して村や国が百数十万円の公費負担を要していることも考えると、一顧すべきところです。財政的な妥当性、被害対策上の捕獲効率、肉の資源化効率、狩猟技術や文化の振興等も勘案し、猟区の運営を考えてまいります。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

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