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自治体の皆さまへ

野生動物対策の状況

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北海道占冠村

■エゾシカ
村の4月の有害鳥獣駆除は36頭で、40頭を超えていた過去2年の同月より減りました。また5月の前半も19頭に留まり、過去年と比べてほぼ半減の水準です。日毎の捕獲状況(下図)では4月下旬からのペースダウンが見られます。現場の所感では早朝の捕獲機会が過去年同時期より少なく、シカが農地から山へ戻る時刻が早まった可能性もあります。

■ヒグマ
5月の初めから道路沿いでの活動情報が増えてきました。おおむね一過性で心配ないものでしたが、下トマムでは13日以降、人への警戒の薄い個体が幾度も見られており、要注意事案としています。
この5月は道内の死亡事故が報じられ、皆さまがヒグマへの注意を新たにされたことと思います。人身事故の記録がない本村では、昔から上手に共存しているとお考えの方もおいでかもしれません。しかし人もヒグマも、その数や生活様態は時代とともに変わり、関係もまた流動的です。ヒグマがいれば事故の可能性はあり、無事故を願わば、対策はより能動的でなければなりません。
村の担当は平素からヒグマの生息状況を調べ、その中から危険個体の兆候を捉えようとしています。次に危険の除去ですが、これまでの追い払いを主とする手法は効果が薄く、先々を思えば、今後は捕殺の判断を早めねばならないかもしれません。いずれにしても担当がいつも先回りできるわけではなく、皆さま各々でもご注意いただくことが大切です。
一般の方にとって、ヒグマと接触してからの対応は難度が高く、効果は不確かです。一方、ヒグマと近距離で出くわさない方法、ヒグマを招き寄せないための配慮は地道ですが、より平易かつ確かです。具体例はこれまでも繰り返しお伝えしてきましたが、ご自身の身に付けた方法を再度確認の上、野外活動に励んでいただきたいと思います。
最新のヒグマ情報、対策の具体例は広報紙の折り込み資料や村ホームページをご参照ください。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

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