地域とともにコミュニティ・スクール情報～占冠中央小学校～

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■小中一貫校としての取り組みを推進する
昨年度まで、コロナ禍ではありましたが、占冠中央小と占冠中の小中一貫校としての連携事業について熟議を重ね推進してまいりました。
今年度は、昨年度まで計画していた合同運動会を実施しました。計画や準備段階では、ICTを活用した連携を行ったり、小中合同練習や合同係会議を行ったりしながら、本番に向けて児童・生徒が安心して力を発揮できるよう手探りではありましたが進めることができました。なんと言っても楽しそうな笑顔で活動する小学生の姿とお兄さんお姉さんらしくテキパキと行動する中学生の姿が見られ、合同で実施する意義が子どもたちにも伝わりそれぞれ成長できた運動会になったと考えています。当然、課題もありますが学校運営協議会をはじめ、保護者や地域の皆さまのアドバイスを参考により良いものになるよう今後改善していきたいと考えています。
小学校と中学校の乗り入れ授業ではさらにレベルアップし連携を展開しています。中学校から小学校へ乗り入れるメリットとしては、教科担任制である中学校の専門性を生かすことであり、児童にとっては学ぶ楽しさを味わうことができる機会となります。また、小学校教諭が中学校で教えることでは、アクティブラーニングの視点で、体験的に学ぶ手法を学習に意図的に散りばめ、分かる授業、知る喜び、ひもとく面白さを存分に味わわせる学習づくりが期待できます。これにより、中一ギャップと言われる小中接続の課題緩和をねらうとともに、小中9年間の学びの積み上げを図ります。
現在は、小学校から中学校全学年の音楽、中学校から5・6年理科、3・4・5・6年体育をそれぞれ週2～3時間程度の乗り入れを実施しており、子どもたちだけでなく、教職員の意識改革にもつながっています。
今年度は、小中一貫グランドデザインを作成しました。これにより小中9年間の児童・生徒のめざす姿の実現に向けて、より綿密で、滑らかな連携の在り方を追究していきたいと考えています。

問合せ：教育委員会学校教育担当
【電話】56-2182