文字サイズ
自治体の皆さまへ

野生動物対策の状況

20/24

北海道占冠村

■エゾシカ
シカの出産は年1回で、一度に産む子は1頭です。野生で子ジカを2頭連れた雌ジカを見ることもありますが、これは双子ではなく、少なくとも片方は別の個体の子と考えられます。雌ジカはよその子にも優しげですが、授乳は自分の子にだけといわれており、なかなか世知辛いものです。実の母と死別、離別した子ジカが他人や親族を頼ることがあるのでしょうが、実の母がいるのに、気安く他の雌ジカにすり寄る子もいて、これまたシカの奥深さを感じます。
7月の駆除は49頭と例年並みでした。8月も捕獲を続けていますが、暑さのため処理環境の維持には苦労しています。中断しているシカ肉勉強会は、涼しい時期を待って再開したいと思います。

■ヒグマ
7月末からデントコーン圃場への侵入が始まり、所によっては連日の食害があります。状況調査と捕獲努力を続け、8月中に圃場の箱わなで1頭の捕獲がありました。酪農学園大学による電気柵の実証試験では、鉄壁かと思われた柵を突破され、ヒグマのすごさを改めて感じました。試験は設備を改良しながら続行中です。
トマム方面の市街地、観光施設周りの動きは落ち着いてきましたが、双珠別の採草地では複数の個体が高い頻度で現れており、警戒を続けています。

■そのほか
ふるさと祭りで「ひぐまテント」を出展しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU