アスペン市と占冠村は、1986年にアスペンスキー場とトマムスキー場が友好提携を結んで以来、さまざまな交流を重ねてきました。
1989年に中学生の相互訪問がスタートし、ホームステイを通してお互いの国の文化や生活習慣などを学び、相互理解を深めてきました。また、英語講師の招へいや住民の相互訪問、国際会議の開催なども行ってきました。
1991年にアスペン市と占冠村は晴れて姉妹都市となり、コロナ禍で2年遅れとなりましたが、昨年の10月は占冠村で、今年の1月にはアスペン市で姉妹都市提携30周年記念式典を盛大に開催することができました。
そして今年も、恒例の中学生短期交換留学事業(受入)を無事に実施することができ、村の中学生・後期課程生をはじめ多くの村民の皆さんとアスペン中学生との交流が行われました。
■アスペン市について
米国コロラド州西部、ロッキー山脈の麓に位置する比較的小さな都市。優れた芸術と文化を誇り、豊かな自然と調和した美しい街並みが魅力です。また、世界有数のスキーリゾートとしても知られています。
■滞在日程プログラム
10月24日(木)から11月2日(土)までの10日間、アスペン市から中学生7人と引率者2人の合わせて9人が占冠村を訪れました。
最初に開催されたのはウェルカムパーティー。アスペンの子たちは一生懸命日本語であいさつをしてくれました。その後ホストファミリーと対面し、長旅の疲れや緊張もあって表情が少し硬い子もいましたが、ホストファミリーからの温かい歓迎に安堵の笑みを浮かべていました。
滞在中、アスペンの子たちは各学校や保育所を訪問しました。村の子たちも、アスペンの子たちに楽しんでもらおうと慣れない英語や身振り手振りを交えて懸命にコミュニケーションを試み、そんな姿にアスペンの子たちも笑顔で応え、和気あいあいと交流する様子が見られました。ほかにも、赤岩青巌峡までのサイクリングやリゾートでのアクティビティ、羊毛体験や木工クラフト体験、清流大学生との交流など、滞在中は充実した時間を過ごせたようです。
■サヨナラそしてまた1月に
あっという間の10日間。ホストファミリーとの別れ際には感極まる様子も。この村で過ごした時間は、アスペンの子たちにとってかけがえのない思い出になったのではないでしょうか。
そして来年の1月、今度は村の中学生・後期課程生がアスペン市を訪問する番です。なお今回は派遣の対象生徒が少ないため、コロナ禍でアスペン市を訪問できなかった子(高校生)や、今回アスペンの子たちを受け入れてくれたホストファミリーの中から選ばれた方々も訪問予定となっています。
現地での再会や新たな出会い、異文化交流など、この機会にしかできない貴重な体験を存分に楽しんでください。
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