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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊活動報告

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北海道占冠村

地域活性化の使命を担う「地域おこし協力隊」。占冠村では現在3人の隊員が林業・子育ての分野において日々精力的に活動しています。それぞれの活動状況についてご報告します。

■これからもメープシロップの魅力を深掘りし、全国へ発信していきます
田中慧(たなかけい)隊員
所属:農林課林業振興室
令和2年12月より地域おこし協力隊として活動している田中です。主に村の特産品であるメープルシロップ「トペニワッカ」の製造補助や販売促進などに従事させていただいています。また、今年度はふるさと納税事業において、ポータルサイトの管理補助やメープルシロップをはじめとした返礼品の申し込み対応にも挑戦させていただきました。昨年12月に隊員としての活動期間3年を無事に終え、現在は協力隊の延長制度を活用し活動を続けさせていただいています。
メープルシロップについて、今年は樹液の採取量、製造量ともに昨年よりも微増し、安定して生産を行うことができました。今の生産量をベースとしてさらに生産規模を拡大できるよう、森林整備や採取方法の検討を進めていきたいと思います。また販売に関しても、ふるさと納税の返礼品を中心に多くの方々からご注文をいただき、年末を前に販売終了となりました。毎年多くの方々に占冠村のメープルシロップを知ってもらうことができ、大変うれしく感じています。すでに昨年末より先行予約を受け付けており、来年度も引き続き尽力していきたいと考えています。
早いもので着任から3年が経ち、村に来る前から興味を持っていたメープルシロップの生産を行いながら、この村でしかできない経験を多く得ることができました。それらの経験を生かしながら、これからもこの村でメープルシロップ作りと向き合っていきたいと思います。
また、今年はエア・ウォーター北海道株式会社の実施する寄付支援制度「ふるさと応援H(英知)プログラム」にも採択事業として選定され、今後の事業推進を行う上で大きな転換となったと感じています。頂いたご寄付を大きな励みとして有効に活用し、さらに特産品の価値を高めていけるように施策を行っていきたいと考えています。活動に際して、地域の皆さまにはお世話になることも多々あるとは思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

■日々成長する子どもたちの姿に元気をもらっています
尾江理美(おえまさみ)隊員
所属:福祉子育て支援課子育て支援室
令和4年4月から地域おこし協力隊として占冠保育所で勤務している尾江です。占冠村に来て早くも2年目を終えようとしています。夏の暑さや冬の寒さなど、占冠の四季の移り変わりを肌で感じながら過ごしています。
保育所では、昨年の4月から1歳児保育がスタートしました。小さなお友達が増えたことで、子どもたちが小さな子たちを思いやり、身の回りのお世話を手伝ってくれたりしている光景はとてもほほ笑ましく、日々の生活や行事を通して優しく、そしてたくましく成長していく子どもたちの姿を目の当たりして喜びを感じる毎日です。
昨年の秋ごろから保育所の交流コーナーを活用してベビーマッサージ教室を実施しています。まだ保育所に入る前のお子さんや保護者の方々と触れ合う機会が増えてうれしく思っています。
これからも、日々の学びを大切にして、今後の保育活動に生かせるよう皆さんと協力しながら楽しく活動していきたいと思います。

■さまざまな活動を子どもたちと楽しんでいます
大岩未希(おおいわみき)隊員
所属:福祉子育て支援課子育て支援室
令和4年5月から地域おこし協力隊として占冠保育所で働いている大岩です。豊かな自然に囲まれて、心穏やかにゆったりとした時間の中で子どもたちと過ごせることをうれしく思っています。
今年度は担任業務を承り、季節に合わせた製作や発達に合わせた活動を実施してきました。鉄棒や縄跳びなど得意なことに繰り返し挑戦できる環境をつくったり、子どもたちが好きなアニメやゲーム、気に入っている曲などを取り入れて楽器演奏や塗り絵、ルールのある遊びなどを行ったりしました。初めは友達が遊んでいる姿を見ているだけだった子が自分で挑戦しようとしたり、繰り返し挑戦する中で達成する喜びを感じたりと、心身ともに成長していく過程を見守らせていただきました。コロナ禍で縮小していたお料理会や園内研修、トマム保育所との交流の機会なども増え、村ならではの行事を子どもたちと一緒に楽しんでいます。これからも一人一人の個性を大切にしながら、得意なことを伸ばせるように関わっていきたいと思います。

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