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自治体の皆さまへ

野生動物対策の状況

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北海道占冠村

■エゾシカ
冬から春に向けて、山の南向き斜面や川沿いで食べ物を探すシカをよく見るようになりました。木の皮や枝先、地面が出れば草の葉や根を食べているようです。毎年のことですが、力尽きて死ぬ子ジカが散見されます。村内で成獣の自然死亡はなかなか目にしませんが、生存個体の削痩はさほどでなく、割と余裕があるのかもしれません。捕獲は駆除・狩猟ともに前年度よりやや少なめながらおおむね堅調です。

■ヒグマ
2月半ばの異常な暖気で、早い出現を心配された方も多いと思います。2月22日現在、まだ活動情報を得ていません。もとより気温や融雪と冬眠明けの関係は不明ではあります。いずれにしても3月は普通の活動開始時期なので、山野ではヒグマの足跡やシカ死骸に注意し、遭遇回避に努めましょう。
今期のヒグマミーティングは1月27日に実施し、大勢の方にご参加いただきました。次号や村ホームページで改めて報告いたします。

■猟区の入猟対応について
当期のガイド付きシカ猟は、研修事業と合わせて2月末まで分として20回41日実施しました。4月15日まで実施予定です。
占冠村猟区は設置から10年目を迎えました。この間、管理者である村が狩猟の計画と実施を担う猟区ならではの体制で、村で暮らす皆さまの安全と安心、村を訪れる狩猟者の活動の充実、持続的なシカ捕獲による食害抑制、さらに狩猟関連の普及教育などを積み重ねてきました。法律に定める設定の有効期間は10年なので、再度設定の取り組みを次年度に向け行いたいと考えています。より良いあり方をめざし、皆さまのご意見をお待ちしております。また所有地に係る同意確認も改めてお願いする予定です。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

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